和三盆の甘さを生かした『特醸甘口醤油 平成』でシンプルな素材をごちそうに

 

九州地方で親しまれている九州甘口醤油は、その名の通り甘さのあるお醤油。今回ご紹介する『特醸甘口醤油 平成』は九州甘口醤油の最上級クラスとも言える逸品。原料にこだわりぬき、本醸造の濃口醤油をベースに作られている。

 

伝統の味「九州甘口醤油」とは?

フンドーダイ(熊本県)は、醤油味噌、調味料等の開発・製造を手がける老舗醤油メーカー。今回ご紹介するのは2019年に創業150周年を記念して作られたこだわりの甘口醤油。

『特醸甘口醤油 平成』(100ml・希望小売価格 税込540円・発売中)

 

醤油には濃口醤油、うすくち醤油、白醤油、再仕込み醤油、たまり醤油の5種類がある。全国的に広く使われているのが濃口醤油。この濃口醤油に甘さや旨みをプラスしたものが九州醤油と呼ばれている。ほんのりと甘さのある醤油は、九州地方に昔から伝わる伝統の味わい。一方で、九州地方以外の人にはあまり馴染みがないかもしれない。

 

高級感あふれるかっこいいラベルデザイン

ブラックをベースに、ゴールドで施されたデザインがかっこいい。ラベルデザインの原型は、1920年代後半~1970年代後半まで実際に商品としていた最高級甘口醤油「甘露」のデザインを現代風にアレンジしたものだとか。レトロな雰囲気を併せ持つ高級感あるデザインは、ギフトにもおすすめだ。

 

素材にとことんこだわった甘口醤油

九州産の大豆と小麦を使用。九州甘口醤油の特徴である甘味には、和菓子職人が愛用する「和三盆糖」が使われている。日本独自の砂糖である和三盆糖は、その口どけの良さや上品な甘さが特徴だ。また、熊本に古くから伝わる伝統のお酒「赤酒」を使うことで、キレの良い甘みと発酵により醸し出された豊かな旨みをもつ甘口醤油に仕上げた。

 

和三盆糖と赤酒が織りなすおだやかな甘さは「かけ醤油」に

小皿に注いでみると、醤油の芳しさはもちろんのこと、甘い香りがふわりとする。この香りを何かに例えるなら「みたらし餡」だろうか。まずはそのまま味見をしてみると、奥深いコクのある醤油のおいしさとともに、やわらかな甘みが感じられた。

『特醸甘口醤油 平成』の味をダイレクトに味わうなら「かけ醤油」がおすすめ。卵かけごはん、釜揚げうどん、寿司、刺身など。シンプルにかけるからこそ、素材のおいしさもより一層引き立つ。

 

照り焼きの味付けもこれ1本

ステーキなどの肉料理にも相性抜群。今回は鶏の照り焼きの味付けに使ってみよう。鶏もも肉に酒のみをふり、皮目から焼き上げる。火が通ったら『特醸甘口醤油 平成』を回しかけるだけ。

やや強火で一気に全体に絡めよう。火が入ると香りが格段に増し、甘く香ばしい醤油の香りがキッチンに広がる。和三盆糖や赤酒が入っているので、これだけでゆるくとろみのついたいい照り加減。

 

コクのある甘さでジューシーなおいしさ「鶏肉の照り焼き」

ジューシーな鶏肉の旨みに、まろやなかコクのある醤油の甘さ。シンプルに仕上げただけなのに、料亭で味わうようなおいしさ。

ジュワッと口の中に広がる旨み。赤酒が使われているからか、時間が経ってもふっくらとした食感。冷めてもおいしいのでお弁当の一品としてもおすすめだ。

 

バニラアイスにちょい足ししてワンランク上のデザートを

デザートとして楽しむならバニラアイスにちょい足ししてみて。クリーミーでなめらかなバニラの甘さを、キュッと引き締める。

塩キャラメルのようなコクのある風味になり、いつものバニラアイスがワンランク上のおいしさに。和テイストなバニラアイスは、きなこや白玉をプラスしてパフェ風にアレンジしてもいいかも。

上品な甘さのある醤油が好きと言う人にはもちろんのこと、甘口醤油をはじめて知るという人にもぜひ使ってもらいたい逸品。

今回ご紹介した『特醸甘口醤油 平成』は 公式オンラインショップ、食品専門店、セレクトショップ、一部の量販店、フンドーダイ東京浅草アンテナショップ「出町久屋」などで発売中。

 

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記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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