すりおろし生姜で味わう本格派辛口『カナダドライ プレミアジンジャーエール』

辛いけど甘味も健在!

 

ジンジャーエールの国内2大ブランドの1つ「カナダドライ」から、ジンジャー本来の刺激と味わいを楽しめる『カナダドライ プレミアジンジャーエール』が登場。すりおろしジンジャーを配合して生姜感をアップさせたという。果たしてどんなプレミアムな味なのだろうか?

 

ジンジャーの風味が強くスッキリとした味わいの『カナダドライ プレミアジンジャーエール』。あめ湯が好きな人に刺さりそう!?

コカ・コーラシステムの「カナダドライ」ブランドは、1904年にカナダで誕生した強い刺激と上質な炭酸の気泡が特徴の大人のための炭酸飲料。ジンジャーエールとトニックウォーターの2つを主軸とした商品展開を行っている。

 

この度発売されたのは同社初のプレミアの名前が付いた『カナダドライ プレミアジンジャーエール』(380mlPET・希望小売価格 税抜150円・2021年1月18日発売)。通常の「カナダドライ ジンジャーエール」と比べてジンジャー本来の刺激と味わい、風味を楽しめる贅沢仕様となった。

そもそも「カナダドライ ジンジャーエール」は少々甘めの味わいだと言われており、ジンジャーの辛味を抑えた飲みやすさが特徴。そのため、ソーダやコーラのようなソフトドリンクと同じ立ち位置として扱われることが多い。

 

一方、同じジンジャーエールを扱うアサヒ飲料の「ウィルキンソン ジンジャエール」は辛口仕立てとなっており、ストレートで飲むのはもちろん、カクテルなどの割り材として利用されている。この味や利用方法の違いによって棲み分けがされていた。

1本あたりのエネルギーは約136.8kcal、糖質は約34.2g

そんな中、ジンジャー本来の刺激や味わいを強化した『カナダドライ プレミアジンジャーエール』がどんな味に仕上がっているのかは非常に気になるところ。割り材としても使えるポテンシャルを秘めていれば、アルコール業界にまで影響を与えかねない。

 

パッケージは「カナダドライ」ブランドのテーマカラーの1つであるグリーンをベースに、PREMIERの文字が目立たせたデザイン。ひと目で同社のジンジャーエールだと分かるのはとてもありがたい。

炭酸が抜けないようにゆっくりと上下を逆さにする。決して振ってはいけない

いざキャップを開けて開封……の前に、底に沈殿しているジンジャーを攪拌させる。そう、『カナダドライ プレミアジンジャーエール』の最大の特徴は、すりおろしジンジャーが配合されていること。ぱっと見の量も多くこれは確かに贅沢仕様だ。

炭酸とともに漂う強いジンジャーの香り。

 

味についてだが結論から言うと、甘口ジンジャー果肉入りといったところ。おそらくベースのジンジャーエール自体はほとんど変わっておらず、ストレートで飲みやすい甘口仕立て。ジンジャー感は若干強く感じるが、辛口と言えるほどではない。炭酸はほどよくシュワシュワとしたリフレッシュ感がある。

配合されたすりおろしジンジャーの粒感はあまりなく、口に残らずにするっと飲み込める荒さ。すりおろした食感を求める人には少々物足りない。ただ、風味はとても感じやすく、「ウィルキンソン ジンジャエール」と比べてもジンジャー感を楽しめるのは間違いない。

なお、記者が気になっていた割り材としてのポテンシャルについては微妙なところ。甘味が目立つところが使いにくいかもしれない。

最大の特徴であるすりおろしジンジャーによる生姜の強い風味と、カナダドライならではの甘味の両立。オリジナル「カナダドライ ジンジャーエール」(500ml・希望小売価格 税抜140円)の味わいを活かしながらジンジャー感を濃くしたという印象で、まさに贅沢をしたいときの1本なのかもしれない。

全国のスーパー、コンビニで発売中。

 

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記者

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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