味はいいが価格に見合ってるか『キリン 別格 生姜炭酸』 「たま~になら飲んでもいい」が記者の感想だ

「世界一おいしいのみものをつくる会社になる」のスローガンのもと、キリンビバレッジが立ち上げた新ブランド「別格」。11月に、その新ブランドから4商品が登場し、当サイトでは、これまで、11/20に「日本冠茶」11/23に「希少珈琲」を紹介した。そして、今日が、その3つめの商品の登場である。

『キリン 別格 生姜炭酸』(以下、生姜炭酸)。名前のとおり、いわゆるジンジャーエールである。これまで、「日本冠茶」は別格だと思ったが、「希少珈琲」は全く別格とは感じられなかった。さて、今日の「生姜炭酸」は、果たして“別格”だろうか?

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キャップを開けると、生姜の香りがする。どうやら生姜の名産地である「高知県産」ということらしい。ジンジャーエール好きの記者にも、ちょっと期待できる香りだ。

なんせ、日本には、なかなか美味しいジンジャーエールが見当たらない。せいぜい、「ウィルキンソン  ジンジャーエール」が、唯一まともに飲める物で、それに匹敵するものは、見つけられない状況だからだ。

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グラスに注ぐと、意外と薄いマイルドな色をしている。口に含むと、おお、結構いい生姜味がする。炭酸の強さが、ウィルキンソンほど強くない感じだが、生姜味は しっかりしていて、やや香辛料の風味が口に残る感じ。

これなら、気分次第で、たまになら、この「生姜炭酸」を飲んでもいいかなと思う。

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とはいえ、こちらの「生姜炭酸」は、375mlで税別200円。500mlで参考価格151円の「ウィルキンソン ジンジャーエール」に対して、1.8倍高い価格をどう考えるかというところだろう。

キリンビバレッジは、「味がおいしければ、多少高くても気にならない消費者が約5割」と発表しているが、この味と価格に消費者がどういう判断を下すかは、今後の売れ行きが教えてくれることだろう。

記者の個人的な判定は、これまでの「別格」3商品で、1勝1敗1分という印象である。つまり、緑茶は○、珈琲は×、ジンジャーエールは△である。

 

 

 

オススメ度:(良い商品です)

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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