家庭でおいしいコーヒーを飲む文化はここから始まった! 100年愛されているキーコーヒーから発売した『SINCE1920 BLEND No.100』は、古くて新しいおいしさ

気軽にコーヒーが飲める時代でよかった!

 

100年前の日本では、まだ舶来ものであり、憧れの存在だったコーヒー。現代のように、誰もが気軽に飲めるものではなかった。1920年の横浜で創業したキーコーヒーは、ホテル、喫茶店、カフェなどの飲食店においしいコーヒーを届けるとともに、その味を家庭でも楽しめるように工夫してきた。その100年前当時の志と技術を再現して生まれたのが、新シリーズ「SINCE1920」である。

 

コーヒーのおいしさを追求した100年の歴史を踏まえ、原点回帰。創業当時の製法やブレンドの技術に磨きをかけて再び投入!

100年の歴史の中で日本もさまざまに変化したが、当時のコーヒーファンにとっては、現代はまさに夢のような時代ではないだろうか。かつては限られた喫茶店などに出向くことでしか味わえなかったコーヒー。それが今では、そこかしこにコーヒーショップがあり、いつでも思い立ったら飲むことができる環境となっているからである。

創業当時、1936年の横浜本店

さらに家でも普通にコーヒーを楽しむ文化がしっかりと定着している。その発端は、キーコーヒーが家庭でもこの味をと考えたところから始まったと言ってもいいのではないだろうか。

 

そんなコーヒーに憧憬を抱いた人々にも、おいしいコーヒーを届け続けたキーコーヒー。100周年を迎えるにあたって、そうした原点の味わいを再現しようということになった。当時多く流通していたブラジル豆・コロンビア豆をベースにシリンダー式焙煎を用い、じっくり焙煎するという創業当時の技術から生まれたのは、苦みを抑えたやさしい味わい。これがおいしいコーヒーの原点かと思うと、感慨深い。

創業100周年記念として誕生した、レギュラーコーヒー「SINCE1920」シリーズ第1弾『SINCE1920 BLEND No.100』は3種類。『SINCE1920 BLEND No.100』「缶」(粉:200g/缶・参考店頭価格 税込808円・2019年9月1日発売)と、「袋(VP)」(粉:200g/袋・参考店頭価格 税込754円・2019年9月1日発売)「袋(LP)」(豆:200g/袋・参考店頭価格 税込808円・2019年9月1日発売)がある。

 

今回はそんな長い歴史があるからこそ生まれたおいしさを、『SINCE1920 BLEND No.100』(LP)(豆:200g/袋・参考店頭価格 税込808円・2019年9月1日発売)で、豆から味わってみたい。缶とVPはすでに中挽きに挽かれて便利だが、LPでは自分好みに挽き方を調整できるのが、こだわり屋にとってはうれしいところ。

もっと細かくミルで挽いて、強めの味にしてみたら、ボディ感が増し、芳醇な味わいが強調されて、またこれもおいしい。

 

実際問題として、創業当時の製法を再現した『SINCE1920 BLEND No.100』だが、その味わいはきちんと現代人の舌に合わせてアレンジが仕掛けられているという。だからこんなに自然に「おいしい」と感じられるのかもしれない。芯は変えずに時代の変化に寄り添うというのも技術の一つだろう。

発売当時は缶詰コーヒー「キー缶」と呼ばれていた

1929年に発売した「缶詰コーヒー(キー缶)」から使用している「鍵」・「KEY」ロゴマークを使用したデザインによるレトロ感と、すっきりとした現代風の匂いのするデザインもまた、古き良き伝統を感じさせながらも、新しさをきちんと秘めているのが、新旧コーヒーファンのどちらにも喜ばれる理由だろう。

 

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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