古き良き時代の匂いと現代のエッセンスを調和させた創業100周年記念シリーズ第一弾『SINCE1920 BLEND No.100』のパッケージが美しい!

信頼と実績の鍵マークが教えてくれること

 

1920年に創業したキーコーヒーは、来年2020年で創業100周年を迎えるという。そして今ではおなじみの「鍵」のマークと「KEY」のロゴマークは、1929年発売の、当時缶詰コーヒー「キー缶」と呼ばれた製品から使われているという。その流れを受け継ぎ、現代風にブラッシュアップされた『SINCE1920 BLEND No.100』のパッケージデザインだから、レトロ感もありつつ、逆に新しさも感じてしまう。

 

100年続く伝統の「鍵」のマークと「KEY」のロゴマークが伝えてくれるもの

自動販売機で販売されている缶コーヒーが生まれるはるか前、挽いたコーヒー粉の鮮度を保つために缶詰として生産されたのが「キー缶」である。1929年に発売されたその缶詰コーヒーは、喫茶店、ホテル、カフェ、そして家庭でも使われることになり、日本のコーヒー文化の普及に貢献してきた。

その当時から存在した「鍵」のマークと「KEY」のロゴマーク。喫茶店などでも昔から見かけてきたこれが、おいしいコーヒーの象徴だと思っている人も多いことだろう。

 

そしてこの缶は、開けるたびに新鮮なコーヒーの香りで人々を幸せな気持ちにさせてきた。それも100年の長きに渡って。この継続こそ、老舗ならではの歴史感である。ポッと出ではないその風格は、常にコーヒーファンの舌を喜ばせてきた自信と感謝の気持ちがどこか宿っているからではないだろうか。

この鍵は、あなたの心の扉を開く

そして今回、創業100周年記念として誕生したのが、「SINCE1920」シリーズ。その第1弾となるレギュラーコーヒーが『SINCE1920 BLEND No.100』である。目指したのは創業当時の味わいで、苦みと酸味を抑えたやわらかい口当りが特徴だ。

雰囲気は変わらないが、ディテールは現代的にアレンジされている現代のロゴ

その味は、創業時に多く流通していたブラジル、コロンビアをベースに使用し、シリンダー式焙煎機で丁寧にじっくりとローストすることによって、実現したという。実際に飲んでみるとやさしさのあふれるまろやかな口当りで、その後にふんわりとした甘みが来て、実においしい。

今回『SINCE1920 BLEND No.100』「缶」(粉:200g/缶・参考店頭価格 税込808円・2019年9月1日発売)を筆頭に、「袋(VP)」(粉:200g/袋・参考店頭価格 税込754円・2019年9月1日発売)「袋(LP)」(豆:200g/袋・参考店頭価格 税込808円・2019年9月1日発売)すべてに共通するのは、創業当時を思わせるパッケージの美しさである。

家でコーヒーをドリップする者にとって、雰囲気を高めるために非常に重要になってくるのが、缶や袋などのパッケージデザインである。伝統と風格を感じさせてくれれば、とてもいい。歴史の持つ重みも同時に感じさせてくれると、さらにコーヒータイムが豊かになる。

 

今回新たに作り上げられたデザインは、「キー缶」発売当初のイメージを大切に踏襲したレトロなスタイル。それをもとに現代のエッセンスを取り入れて、古くて新しいこのルックスを実現したという。

缶、VP、LPのどれもキリリとした濃紺をベースにゴールドの鍵、ロゴがアクセントになっている。まるで昔からそこにずっと居続けているような佇まいでありながら、古臭くないこのデザインは実に絶妙な仕上げだと思う。

 

そんなパッケージを眺めながら、100年品質の伝統を味わう。家庭で味わえる贅沢としては、最高の部類に入るのではないだろうか。

 

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記者

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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