【サントリー POP】さらにレトロに進化! 炭酸ブランド『POP ブルーサイダー/メロンソーダ/ホワイトソーダ』を飲んだらエモかった【昭和の喫茶店感】

リターナブル瓶でなくても十分エモい感

 

令和になって早5年。技術は進歩し、新感覚スイーツなどが登場する中、まさかのレトロなドリンクに退化(?)したジュースが新発売された。それが『POP ブルーサイダー』だ。40年以上続くロングセラーブランドが、昔懐かしの味わいを再現して登場したのである。今回はリニューアルした『同 メロンソーダ』と既存商品の『同 ホワイトソーダ』を含む、3フレーバーを飲んで古き良き時代を体験してみよう。

 

昭和~平成初期の雰囲気を楽しむ「レトロブーム」

近年、若年層のあいだで盛り上がりを見せる「レトロブーム」。音楽やファッション、食など、様々なジャンルにおいて昭和〜平成初期の雰囲気を楽しむ現象が起こっている。ちなみに、今年の新社会人は2000年生まれ(大学をストレートで入学・卒業した場合)。平成初期は昔の出来事だ。

この「レトロブーム」に着目したのが、1977年にリターナブル瓶に入った果汁入り炭酸飲料として発売されて以来、40年以上愛され続けているサントリー食品インターナショナル(東京都)の炭酸ブランド「POP(ポップ)」シリーズ。もともと昔懐かしい味をコンセプトにしていたが、さらにレトロな味わいを再現した新商品が投入された。

 

発売されたのは『POP ブルーサイダー/メロンソーダ』(共に600mlPET・希望小売価格 税込172円・2023年4月18日発売)。今回は既存商品の『同 ホワイトソーダ』(490ml缶・希望小売価格 税込162円前後・発売中※自動販売機専用商品)も一緒に飲んで、POPシリーズそれぞれのレトロ感を楽しんでみよう。

 

きれいな青のラムネ味! 『POP ブルーサイダー』

初めに飲むのは、新発売となった『POP ブルーサイダー』。かき氷やお祭りの屋台で飲む、昔懐かしのラムネの味わいをサイダーで再現したフレーバーだ。

パッケージのベースは青色。新しいブランドロゴとなり、よりレトロな雰囲気となっている。

身体に良さそう! とは感じない蛍光色がキレイだ

シュワシュワと聞こえる炭酸の音からも、(いい意味で)どこか古臭さを感じる。強炭酸でも微炭酸でもなく、粒がそろっていないような音だ。甘いラムネの香りは、爽やかな酸味が心を童心に戻してくれるように感じる。

勢いよく喉を鳴らし、甘酸っぱくてどこか素朴な味を堪能。口に残る甘ったるさも、レトロな雰囲気を彷彿させる。

甘すぎるはずなのに、飲んでいる間は透き通るような爽快感がたまらない。ここは部屋の中のはずなのに、夏の青空の下にいるような気分にさせてくれた。

 

濃いめの緑で喫茶店の味に! 『POP メロンソーダ』

リターナブル瓶時代はスリムで、サントリーのぐるぐる「S」のブランドロゴが入っていた

続いては、リニューアルした『POP メロンソーダ』。レトロブームの代表ともいえる、喫茶店のメロンソーダを思わせる昔懐かしの味わいを再現したフレーバーだ。リニューアルに伴い、味の厚みを強化し、氷やアイスクリームを入れてもおいしく飲めるようになったという。

パッケージは、「POP」ロゴだけのシンプルなデザインから『POP ブルーサイダー』と共通のデザインに変更。令和の時代に思い浮かべるレトロっぽさになったと思う。

炭酸の色は濃いめの緑色。『POP ブルーサイダー』とほぼ同じ原材料が使われているが、甘さ成分は果糖ぶどう糖液糖のみ(『POP ブルーサイダー』には甘味料が使われている)。キャップを開けると、たしかに喫茶店のメロンソーダを思わせるあの香りがふわりと広がる。本物のメロンとは全く違うのに、メロンっぽく感じるのは遺伝子に刷り込まれているのだろうか。

見事に再現された懐かしのメロンソーダの味。後味にほんの少し薬っぽい味があるのも、レトロらしい。『POP ブルーサイダー』と比べて爽やかさはなく、どちらかと言うと深く腰を下ろしたような落ち着いた気持ちになる。身体も喫茶店の雰囲気を感じ取っているのだろう。

氷を入れて飲んでみると、味の厚みを増したおかげでしっかりとメロンソーダの味を感じられた。メロンクリームソーダにしても美味しく頂けそうだ。

 

自販機だけ! 『POP ホワイトソーダ』

490mlのBIGサイズ

最後に飲むのは『POPホワイトソーダ』。乳性炭酸(乳成分の入った炭酸飲料)の味わいを再現した馴染みのあるフレーバーだ。ラインナップの中で唯一自動販売機専用商品(缶入り)である。

脱脂粉乳を使用

パッケージは背景に星がちりばめられた豪華なデザイン。レトロ感を重視したデザインというわけではなく、昔のデザインを大切に残しているようだ。

プルタブを開けると、弾けて広がる乳成分の香り。『POP ブルーサイダー』や『POP メロンソーダ』とは違う懐かしさを覚える。

缶というのもまた風情がある

ゴクゴクと水分を補給するように飲んでいく。乳性炭酸はこの飲みごたえにも良さがある。きめの細かい炭酸が、喉の奥を刺激して気持ちいい。

がっつりと甘いのにいやらしさがなく、後味がさっぱりとしているのも『POPホワイトソーダ』の魅力だ。490mlの大容量だから、これ1本で文句なしの満足感が得られた。

 

昔懐かしの場所と時間へ懐かしさを感じる味わい

新商品を含む「POP」シリーズ3種類を飲むと、各フレーバーがそれぞれ違う場所と時間に連れて行ってくれた。縁日の屋台や駄菓子屋で飲んだラムネの味、ごちそうにも見えた喫茶店のメロンソーダ、汗をかきながらのどを潤したホワイトソーダ……。コーヒーやお茶ばかり飲む大人の今だからこそ、「POP」を飲んで昔を懐かしんでみてほしい。

 

『POP ブルーサイダー』、『POP メロンソーダ』は全国のスーパー・コンビニ、『POPホワイトソーダ』は自動販売機で発売中。

 

公式サイトはこちら

 

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記者

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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