セガがスマホ向けゲームアプリ『共闘ことば RPG コトダマン』ほか3本の新作発表会を開催!

さる11月21日、セガゲームスからスマートフォン向け新作タイトルの発表会が行われた。大きな注目を集めたのが2018年春に配信予定の『共闘ことば RPG コトダマン』。言葉を組み合わせて敵を倒していくRPGで、その発想とシンプルな操作で大ヒットを予感させる。試遊会も用意されているということで、編集部がひと足早く体験してきた模様をレポートしよう!

 

米国で絶好調のセガゲームス! 日本でおよそ2年振りの新作発表会!

発表会の冒頭、壇上に立ったセガゲームス 代表取締役社長 COOの松原健二さん

発表会はセガゲームスの代表取締役社長 COO・松原健二さんの挨拶からスタート。今年はバーチャルカンパニーを統合して「デバイスにとらわれず、私たちの持つIPやスタジオの力を、強くお客様のもとに届けていく。新しい作品、遊び方を提案していきたい」と述べた。

同じく取締役CSO・岩城農さんが発表会の進行を担当した

続いて壇上に立った同社の取締役CSO・岩城農さんの進行で発表会がスタート。すでに東京ゲームショウ2017で制作発表されている『D×2 真・女神転生リベレーション』の続報と、新タイトル『ワンダーグラビティ ~ピノと重力使い~』『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』の概要が発表された。

 

『コトダマン』まったく新しいタイプのRPGに会場がどよめいた!

そして、最後に発表された3つめの新タイトルが『共闘ことば RPG コトダマン』(対応OS:Android/iOS・無料ダウンロード(ゲーム内課金あり)・2018年春配信予定)だ。まったく新しいタイプのゲームということで、発表会場でも取材記者たちからどよめきが起こるほどだった。

最大4人プレイで「ことば」を操りながら敵を倒していくRPGが「共闘ことば RPG コトダマン」だ

この「共闘ことば RPG コトダマン」は、平仮名1文字を組み合わせて「ことば」を作り、できあがった言葉の数に応じて敵キャラにダメージを与えて倒しながら進んでいく新感覚RPG。最大4人でのマルチプレイが可能となっており、文字の精霊「コトダマン」をプレイヤーが操って進行していくスタイル。

 

 

発表会壇上では、「共闘ことば RPG コトダマン」のプロデューサー・中村たいらさんと岩城CSO、スタッフ2名が実際にマルチプレイを試遊。中村Pは「開発に2年以上をかけたタイトル。“ことばの力”というのは、普遍性があり、今の時代でもヒットするタイトルだと思います」と自信を見せた。

まったく新しい感覚で楽しめる“ことばあそび”RPGを楽しんでくださいと中村たいらプロデューサー

「共闘ことば RPG コトダマン」は350体超の「コトダマン」キャラから好きなものを選んでプレイできる。さらに会場を驚かせたのが、すでにコラボが3つも決まっており、そのコラボ相手が「ウルトラマン」「新日本プロレス」「セガ」というビッグネームだということ。

今後も続々とコラボを展開していく予定だという。また、この「共闘ことば RPG コトダマン」では、Twitterを使った「コトダマン開発会議」を実施している。「【公式】コトダマン開発会議」(@kotodaman_pr)をフォローした人は“開発協力者”となり、ゲームに関しての意見等に広く耳を傾けていくという。そして、なんと開発協力者はゲームのリリース時にスタッフロールに掲載されるというから、どんどん意見をぶつけてゲームの開発に協力しよう!

 

実際に編集部も「共闘ことば RPG コトダマン」で遊んでみた!

発表会終了後には、別室で「共闘ことば RPG コトダマン」の試遊会が行われた。リリース前に、ひと足早く編集部でプレイできるとあって、さっそく4人のマルチプレイを体験してみたぞ!

敵が現れると、このような画面になる。スペースが開いている場所を、自分の持っている「コトダマ」を入れ、「ことば」を作る。スワイプで感覚的に操作できるシンプルさが、誰にでも楽しめるポイントだろう。

収録されているのは約20万語だという。日々生まれてくる新語・流行語などを随時追加・更新できるスマホゲームの強みを生かして、さまざまな言葉を駆使して敵を倒すことができる。もちろん、セガゲームスに関わりの深い単語も、ほとんど網羅されている。

できあがった「ことば」の数だけ、敵にダメージを与えることが可能。偶然できあがった言葉などもあり、マルチプレイなら笑いが起こる楽しさが「共闘ことば RPG コトダマン」にはあるのだ。

 

ワンダーグラビティ ~ピノと重力使い~

「共闘ことば RPG コトダマン」のほか、発表会でオープンとなった「ワンダーグラビティ ~ピノと重力使い~」は、f4samuraiが開発中の新作タイトルで、重力の力を使った世界を描くファンタジーRPG。キャラクターのCVには村瀬歩、悠木碧、内山昂輝、佐藤利奈、山寺宏一といった豪華声優陣を迎え、脚本原案はアニメ版「進撃の巨人」などを担当した小林靖子という力作だ。

 

プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド

「プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド」は、サッカークラブの運営を楽しむ人気シミュレーションゲーム「サカつく」シリーズの最新作。2018年のワールド・カップに合わせて、ゲームでも盛り上げようという意図でリリースされるという。

 

新作タイトル続々で2018年のスマホは「セガイヤー」だ!

「D×2 真・女神転生 リベレーション」の続報としては、AR機能を搭載したタイトルになる予定だという。現在、事前登録キャンペーンを実施中。

 

セガゲームスのスマホ向けタイトルは、発表会という形では久しぶり。いずれも意欲作であり、リリース配信される2018年はスマホゲーム業界で「セガ旋風」が吹き荒れるのは間違いなさそうだ。

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記者

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タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である取材ライターの傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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photo by 尹 哲郎

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