『麺や而今監修 醤油鶏そば』は飽きのこなさが武器! 鶏だんご&そぼろの味わいで一気に旨味が引き立つ!

地に描かれた濃厚な見かけがガツンとした味わいを期待させる、エースコック株式会社(大阪府吹田市)が「全国ラーメン店マップ」として展開しているシリーズの「なにわ編」となるのが、この『麺や而今監修 醤油鶏そば』(88gうち麺70g・希望小売価格 税抜190円・2014年12月22日発売)。

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基礎知識として知っておきたいのがこの読めない店名。麺や而今は”じこん”と読む。エースコックが選んだのは、そのメニューの代表格となる芳醇醤油鶏そば(お店では税込価格720円で提供)だ。2011年の開店というから歴史は浅い。けれど関西ではすでに有名行列店の一つに数えられているという。

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調理時間は3分。フタを開けると後入れ液体スープが出てくる。この時点で3枚も入っているなるとが目立つ。あと微小で四角い赤色の唐辛子。麺は角刃の味付け油揚げめんを使用しているようだ。かやくは唐辛子、なるとを含めて、あと味付鶏だんご、味付鶏肉そぼろ、ねぎの5種類だ。

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蒸らし時間終了後、後入れ液体スープを投入。これは醤油と透明な油だった。コラーゲンというと聞こえはいいが、油である。ネギ油としてはそんなに香味は強くない。

まずはスープから。コラーゲンのせいか、じゃっかん薄味に感じる。見た目が黒地なのでガツンをイメージしていたが、醤油を油で薄めたような独特の味わい。だしは鰹と煮干しの魚介ダシをベースに、鶏の旨みを加えた醤油スープ。まだ、感動は、しない。

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で、なるとをつまんで、麺をすくう。がさっと持ち上がる折りたたまれためんは蒸らしだけではほぐれないので、ガシガシとかき回す。コシは強い。そしてめんをすすると醤油の香ばしさとともに口に入ってきて、ほんのりおいしい。けど、ここでも感動は、しない。

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ところが、である。大量の緑鮮やかなネギをかき分けて、鶏だんご、鶏肉そぼろを味わうと一気に話が違ってくる。正直この両者の違いは判別しにくく、固まっているのが鶏だんごで、崩れているのが鶏肉そぼろなのだろう。自分で崩してしまったのかと勘違いするが、だんご3プラスアルファそぼろで感じる味わいが抜群。

もちろん小さいので、そんなに強力な味わいになるはずはないのだけれど、それでもパーッと口中に広がる鶏の味わいが非常にうまい。そしてそれとともに味わうとめんも固めでうまいし、スープも薄味だと思っていたのがちょうどいい領域に食い込んでくるのである。

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宣伝文句に書いてあった”飽きのこない味”というのは、まさしくこれだったんだなあと、ここで感動した。

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量的には70gなので標準。男子ならペロリといってしまうだろう。大きめのサイズだけど、どうやらスープ量でサイズが大きくなっているらしい。どろどろではないが油は多め、醤油ベースのスープのしっかりとした味わいは、食べ進むうちにわかってくる。最初からガツンとおいしいになれてしまうと、こういうのは非常に新鮮。一度は食べてみることをおすすめしたい。

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オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:麺や而今監修 醤油鶏そば

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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