シリーズ第4弾『お取り寄せNIPPON 北海道産花咲ガニだし醤油ラーメン/静岡駿河湾産桜えびだし塩ラーメン/京都産京鴨だしうどん』を食べ比べ!

NIPPONで迎える新年!

 

全国各地のこだわり食材を使ったカップ麺シリーズ「お取り寄せNIPPON」に、新フレーバーが2種類新登場。第4弾となる今回のラインナップは『お取り寄せNIPPON 北海道産花咲ガニだし醤油ラーメン/同 静岡駿河湾産桜えびだし塩ラーメン/同 京都産京鴨だしうどん』。記者は昨年も頂いたシリーズだ。お取り寄せだからこそ味わえる各地の味をおうちで楽しんでみよう。

 

新たに静岡駿河湾産「桜えびだし」と京都産「京鴨だし」が登場!

エースコック(大阪府)の「お取り寄せNIPPON」は、全国各地のこだわり素材の出汁を惜しみなく使った贅沢カップ麺シリーズ。2021年6月に発売されると、そのクオリティの高さにネットやSNSで話題となった。北海道や京都など、旅行に行ったことはあっても食べたことはないような食材も使われており、新発見できるカップ麺だ。

 

今回シリーズ第4弾として発売されたのが、『お取り寄せNIPPON 北海道産花咲ガニだし醤油ラーメン/同 静岡駿河湾産桜えびだし塩ラーメン/同 京都産京鴨だしうどん』(希望小売価格 税込232円・2023年1月2日発売)。定番の北海道産花咲ガニだしに加えて、新たに静岡駿河湾産桜えびだしと、京都産京鴨だしが楽しめるラインナップとなった。

 

『お取り寄せNIPPON 北海道産花咲ガニだし醤油ラーメン』のお味は?

1つ目は、本シリーズの定番フレーバー『お取り寄せNIPPON 北海道産花咲ガニだし醤油ラーメン』(65gうち麺50g)。北海道根室の花咲港近郊で水揚げされる希少な「花咲ガニ」を使用した醤油ラーメンだ。その味はタラバガニよりも濃厚な味といわれている。

花咲ガニだしの割合は56%。基本的な構成は同じだが微妙に原材料が変わっており、栄養面をチェックしてみるとエネルギー(カロリー)が290kcalから276kcalに変わっているほか、各項目の数値が変わっている。再販ではなくリニューアルされているようだ。

パッケージは前回同様、和風の上質なデザイン。

湯戻し3分。仕上げに蓋の上で温めた液体スープを入れて、しっかり混ぜて完成だ。

出汁が56%使われているだけあって、カニの香りがしっかりとしている。

まずはこだわりぬいたスープから。しょうゆのキレのある旨味と花咲ガニの出汁の旨味が見事にブレンドされた味わい。配合を変えたせいか、やや醤油の味が強くなった気がする(甘みが減った?ように感じる)。といっても、花咲ガニのおいしさを感じられるのは変わりない。

麺とスープの相性がとてもよく、丸刃の麺の食感とスープの上品な味わいが見事にマッチ。今回、醤油の味が少し強くなったので、麺とのバランスが良くなった気がする。空気を含んだスープがより風味を感じさせてくれた。

具材は大豆そぼろ、コーン、ねぎ、かに風かまぼこ。若干量が減った気がするが、味わいはそのまま。カニだしラーメンらしいラインナップで、1つ1つ北海道を感じながら食べることができた。

 

【NEW】『お取り寄せNIPPON 静岡駿河湾産桜えびだし塩ラーメン』のお味は?

続いては新フレーバー『お取り寄せNIPPON 静岡駿河湾産桜えびだし塩ラーメン』(58gうち麺50g)。国内の水揚げ量のほぼ100%を占める静岡県駿河湾産の桜えびを出汁に使った塩ラーメンだ。

スープには中国料理の調味料・蝦醤(シャージャン)を使用。小えびを塩漬けにした調味料で、より深みのあるコクや旨味が特徴。チキンベースの塩スープに、2つのエビの味わいがブレンドされた一杯というわけだ。

「駿河湾の宝石」希少な桜えびだし

パッケージはピンクの桜えびカラー。

湯戻し3分。液体スープを入れて、しっかり混ぜれば完成。

カニとは違う、紛うことなきエビの香り。

もしかして麩をエビに見立てているのだろうか

ほんの少しスープをすすっただけでガツンと伝わってくるえびの旨み。塩ラーメン=あっさりというイメージかもしれないが、とんでもない。深みのあるコクが口いっぱいに広がっていく。力強く、けど優しさもある濃厚な味わいだ。

なめらかですすりやすく、スープの上品さを邪魔しない麺。鼻へと抜ける風味がなんとも心地良い。

具材は麩、メンマ、大豆そぼろ、卵、ねぎ。ラーメンに麩は珍しいが、スープをたっぷりと吸って爆弾のようなおいしさになっている。追い麩したいくらいぴったりだ。記者個人としては小エビが入っているとうれしかったが、それはさすがに贅沢だろうか。とはいえ、それを踏まえても満足度の高い一杯だった。

 

【NEW】『お取り寄せNIPPON 京都産京鴨だしうどん』のお味は?

最後は『お取り寄せNIPPON 京都産京鴨だしうどん』(61gうち麺50g)。ブランド鴨「京鴨」のだしを使った、本シリーズ初となるカップうどんだ。

つゆは、京鴨だしを軸に、鰹粉、昆布、しいたけのだしを合わせた和風つゆ仕立て。鶏油のコクを加えることで、深みを増した一杯となっている。

鴨葱のことわざにもあるように、鴨と相性抜群のネギを連想させるグリーンカラーを配色

パッケージは緑カラーの和風デザイン。ちょっとシュール。

3分の湯戻し後、フタの上で温めた液体スープを入れて、しっかり混ぜれば完成。

身体に染み渡るような鴨油の香り。

複数のだしを合わせているためか、とても複雑な味わい。どっしりとした旨味の上に、香り高い京鴨だしの味わい深さが感じられる。まったりとした鴨脂のおかげか、全体的な味は意外と重めだ。他のフレーバーは上品なだしが特徴だったが、こちらは力強い味。

年明けうどんにいかが?

平麺タイプのうどんはつゆをたっぷりと吸ってちょうどいいおいしさに。小麦の味が浮かないかと不安だったが、むしろぴったり。ほどよく噛み応えもあり、小麦の風味も楽しめた。

具材はかまぼこ、卵、ねぎ、油揚げ。京ねぎを思わせるねぎの香りがあり、つゆをいっぱい吸った油揚げはジューシーな味わいになっている。かまぼこは鴨肉を思わせるためのものだろうか。たくさん入っていてお得感のある一杯だった。

 

カップうどんの新たな可能性を感じた新フレーバー

全国のこだわり素材を使っているだけに、ハイクオリティな味が楽しめる「お取り寄せNIPPON」シリーズ。新たに登場した2つのフレーバーもこのラインナップにふさわしいおいしさだった。特にシリーズ初となる『お取り寄せNIPPON 京都産京鴨だしうどん』は、チャレンジングなフレーバーだと思っていたが、そんな不安を吹き飛ばすようなおいしさ。カップうどんに抵抗がある人も一度食べてみてほしい一杯だ。

 

全国のスーパー、コンビニで発売中。

 

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記者

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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