背脂チャッチャ感がリニューアル! 『ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン』は濃厚、あっさり、さあどっち?

吉祥寺の黄色い名店の味

 

東京背脂豚骨醤油の始祖と言われる「ホープ軒本舗」の味わいを再現したカップ麺『ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン』がリニューアルして新登場。よりお店の味に近づけるべく、醤油のコクと背脂感をアップという味わいをたしかめてみよう。

 

最後まで背脂感が楽しめる濃厚仕立てでも、どこかあっさり

ホープ軒本舗は、1938年に創業した東京・吉祥寺に店舗を構える豚骨醤油ラーメン店。東京の背脂豚骨醤油ラーメンの始祖と言われ、昭和から変わらない白濁豚骨を使う背脂チャッチャ系ラーメン(背脂を上からトッピング)が人気だ。ちなみにスタートラインで重複する部分はあるものの、千駄ヶ谷「ホープ軒」とは別物だ。

1935年に開業した屋台「貧乏軒」がルーツ

この「ホープ軒本舗」の味を再現したのが、サンヨー食品(東京都)『ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン』(96gうち麺70g・希望小売価格 税込264円・2022年12月12日リニューアル発売)。2020年に発売され、2021年にリニューアル。そして今回さらにパワーアップして登場した豚骨醤油味のカップ麺である。

もともと昭和を感じる豚の旨みや白濁スープのとろみに定評があるカップ麺だったが、今回のリニューアルでは醤油と背脂のコクをアップ。背脂入りだけど意外とあっさりしている、というお店の味に近づけるための改良だろう。

直径110mmのタテ型ビッグカップ。2重容器

パッケージは「ホープ軒本舗」と同じイエローベースに赤の文字。昭和の雰囲気が漂うデザインでとても目立つ。

お湯を入れて3分。

仕上げの小袋を入れて、底からよくかき混ぜれば完成。

立ち上る香りからは、強烈なにんにくと脂たっぷりの香り。匂いから脂が摂取できそうだ。ずるずるっとちぢれた油揚げ麺をすすると、強烈なにんにくの風味と背脂のまったりとした旨味で満たされる。カップ麺としては主張が強め。

豚骨醤油スープは、口に入れた瞬間は濃厚なおいしさが顔を出すが、すぐにすーっと引いていく仕立て。しつこくなく、たしかにあっさりしている。これがお店の味の再現ということだろう。

 

リニューアルのおかげか、あとに残るのは背脂と醤油のコク。最後まで背脂のまったり感が楽しめたので、背脂好きにはおすすめしやすい1杯だ。

パンチは軽め

具材は肉そぼろ、背脂加工品、ねぎ。肉そぼろに味がしっかりとついていて、味変の役割もあっておいしく食べられた。ビッグサイズなので、もう少し量が多いともっとうれしかったかも。

 

全国のスーパー、コンビニで発売中。

 

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記者

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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