消せる3色ボールペン×2! 『フリクションボール3 スリム〈デザインシリーズ〉』vs『ユニボール RE3』

こすって消える黒・赤・青の3色ボールペン。

 

「消せるボールペン」と聞くとフリクションボールがパッと思い浮かぶが、他のメーカーにもいくつか「消せるボールペン」がある。今回は王道のパイロット『フリクション(FRIXION)ボール3スリム デザインシリーズ』と三菱鉛筆『ユニボール アールイー(R:E)3』の3色ボールペンをそれぞれチェックしてみよう。

 

消せるボールペンの仕組みとは?

こすって消えるのは、摩擦熱でインクが透明になるから。消しているといっても、実はインクは紙の上に残っており、色だけが透明になって消えている状態になっている。「こすって消えるボールペン」にはトップ部分に消すための専用ラバーがついているのが一般的だ。

 

サッとノック、逆さでロック、こすって消せるボールペン『ユニボール アールイー(R:E)3』

先にご紹介するのは三菱鉛筆(東京都)『ユニボール アールイー(R:E)3』(0.5mm・希望小売価格 税込550円・数量限定発売中)

 

新開発の「熱消去性インク」を搭載。60℃以上の熱を加えると無色になる性質がある。金属リフィルを採用しており、多色用の細いリフィル径でもインク量は約2倍。たっぷりと書いていくことができるのもポイント。

 

回転セレクトノック機構

軸を回転させることで、使いたい色を選択。

トップをノックして芯を繰り出す。

この機構を使うことで従来の多色ボールペンのようなスライドノックレバーがボディにないので、握りやすくデザイン性に優れたスリムな軸を実現。

インクの発色はソフトな印象

ボールペン芯径は0.5mm。黒・赤・青の3色がセットされている。黒の色合いは、ややダークグレーに近いような印象。くっきりとした黒ではなく、ソフトな黒だ。軽い力でスラスラと書き心地もよく、インク溜まりもほとんどできない。

トップ部分にある専用ラバーにはキャップ付き。キャップは小さく透明なので、うっかり落としたりして見失わないようにしよう。

ペンを逆さにするだけで内蔵されている「ロック機構」が作動して、消し具を固定。ぐらつきがなく、安定した力でしっかりと消していくことができる。

 

 

スマートさにおしゃれを融合した『フリクション(FRIXION)ボール3スリム デザインシリーズ』

続いては「消せるボールペン」としては王道のパイロット(東京都)『フリクション(FRIXION)ボール3スリム デザインシリーズ』(0.38/0.5mm・希望小売価格 税込660円・発売中)

 

ボールペン芯径は極細0.5mmと超極細0.38㎜がある。また、デザインシリーズには全部6種類のデザインがあり、こちらは「ヒートグラデーション」というデザイン。

 

 

サイドのノックレバーが色ごとに分かれているので、それを下げることで使いたい色の芯が繰り出される。

メタリック感がかっこいい!

フリクションシリーズはオリジナルのソフトクリップを採用。他のクリップとは違い、厚みのあるものでもしっかりと挟むことができる。

くっきりとした発色でスラスラ書ける

3色ボールペンでありながら、最大径12.8㎜のスリムな軸径。インクの色はこちらも黒・赤・青。なめらかな書き心地でスラスラと軽い力で書いていける。こちらもインク溜まりができることはなし。はっきりとした色合いの黒。赤と青もくっきりと発色する。

消したい時はトップの専用ラバーで。くるっと反対側にするだけなので、直感的に作業ができる。消す時もぐらつき感はない。摩擦熱で消えるので、やや強めに押し当てて消していこう。

 

書いても消せる3色ボールペンで楽しい書き物生活を!

証書類・宛名など消えてはいけないものには使用しないこと

 

人気の「消せる3色ボールペン」はどちらも書き心地がとてもスムーズ。三菱鉛筆の『ユニボール アールイー(R:E)3』はギミック感が強めの1本。使いたい芯を選んだり、ラバーを保護するキャップがついていたりする。インクの発色はソフトな印象だ。

 

『フリクション(FRIXION)ボール3スリム デザインシリーズ』は直感的に使える1本。インクの発色はくっきりとしていた。

 

どちらも文具店やECサイトなどのオンラインショップで発売中。

 

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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