油も粉も手につかないスナックなら仕事中に食べられる!? 『HASHED POTATOうすしお味/コンソメ』を食べつつ記事を書いてみた

スマホしながら、ゲームしながら!

 

ながら食べをしたいあなたに朗報だ。スナックメーカー大手の湖池屋が手につきにくいキューブ型ポテトスナック『HASHED POTATO(ハッシュドポテト)うすしお味/コンソメ』を開発した。デスクワーク中はもちろん、移動中でも気軽に食べられるから小腹を満たしや気分転換にぴったり。実はこれ、若手女性社員が考えた働く女性のための新商品なのだ。

 

デスクワークや移動中に手を汚さず食べられる! 女性若手社員が考えた働く女性のためのスナック菓子

年功序列や男性優位な社会の風潮がまだまだ残る中、大手スナック菓子メーカーの湖池屋の若手女性社員が女性ならではの視点で新商品を開発した。それが『HASHED POTATOうすしお味/コンソメ』(27g・希望小売価格 税抜138円・2019年12月25日、東京・埼玉・千葉・神奈川のセブン-イレブンにて先行発売)である。

 

膨大な仕事量に追われ、休憩時間にろくに食事をとることができず仕事中や移動中の隙間時間に食事をとることは少なくない。だからこそ、何かをしながら手軽につまんで食べることができる新しいスナックが必要だと考えられて生まれた商品だ。

『HASHED POTATOうすしお味』。シンプルなのに洗礼されたデザインだ

開発期間はなんと2年。次々と新商品が世に出ては消えていくスナック業界を考えると、気合の入り様が伝わってくる。デザイン、サイズ、味、食感、すべてにこだわりを詰め込まれた自信作のようだ。

 

ちなみにハッシュドポテトとは、細かく切ったジャガイモを小麦粉や片栗粉などの繋ぎでまとめて揚げた料理のこと。身近なものだと、マクドナルドの提供するコロッケサイズの「ハッシュポテト」などが有名だ。

1袋あたりのエネルギーは141kcal、糖質は約16.5g、食塩相当量は0.5g

だが、2年の歳月をかけた『HASHED POTATO』が既存商品と同じわけがない。というのも、油で揚げてフレーバーも付いているのに手につきにくいのだという。膨大な時間と労力をつぎ込んだ自慢の新商品を実食しながら確かめていこう。

 

パッケージはスタンドパウチ。リチャックができて持ち運びにも便利

パッケージは手のひらサイズのスタンドパウチ。内容量27gと少なめだがチャックがついていて、持ち運びがしやすく好きなタイミングで食べられるようになっている。

『HASHED POTATOコンソメ』

シンプルなデザインなのでデスクの上に置いていても外で取り出しても周りの目が気にならない。むしろ、キラキラと光る文字が高級感を演出してくれるからおしゃれアイテムとしても活躍しそう。サッと鞄から取り出せば、仕事ができるビジネスマンのように見えるかもしれない。

1袋あたりのエネルギーは141kcal、糖質は約16.3g、食塩相当量は0.6g

うすしおとコンソメ味の2種類。本当に手にはつかないのか?

原材料のジャガイモは湖池屋ならではの国産100%。でん粉をつなぎに使い高温でカラッと揚げているのだが、特徴的なのはその大きさ。3×2×1cmの一口サイズで細切りのジャガイモがキューブ状に固められている。マクドナルドやコンビニで買えるハッシュドポテトと比べると随分と形も大きさも違うので、これがハッシュドポテト?と若干の違和感を覚えるのは仕方がない。

マクドナルドやコンビニで販売されているものは外国産ジャガイモ

この記事を書きながらつまんでみたが、確かに手に油も粉もつきにくい。同社の同じポテト製品である「ポテトチップス」や「カラムーチョ」などと比べるとその差は歴然だ。

大きさは3×2×1cmほど。こちらは『HASHED POTATOうすしお味』

その秘密は、表面に施されたコーティング。本来ジャガイモを揚げた後はそのまま袋に詰められるのだが、『HASHED POTATO』はフレーバーの粉や油が手につかないように表面を固めているのだ。こうすることで、不必要に手が汚れないようにしているというわけ。

 

だが、全くつかないというわけではないのでそのままキーボードを触るのは気が引ける。粉はかなり抑えられているが油がそこそこついてしまうのだ。ティッシュでサッと拭える程度なのであまり気にしない人なら大丈夫だが、うーん、記者にはなかなかの試練に感じてしまう。

『HASHED POTATOコンソメ』

味については満足の仕上がり。表面にコーティングがされたことで一口目のインパクトは薄れてしまっているが、噛めば噛むほどポテトの濃い旨味があふれ出てくる。ザクザク食感も印象的で噛むのが楽しい。お寿司のシャリのようにホロっと崩れるから硬くて食べにくいということもない。

グラムあたりの塩分相当量は高めなのでご注意を

フレーバーはうすしお味とコンソメの2種類。おなじみのうすしお味は3種類のブレンド塩と昆布の旨味がきいた味わいだが、どちらかというと昆布のうまみが強め。唇に塩が付かないのでシワシワになるのを嫌う人にはいいかもしれない。

 

コンソメはしょうゆ味と香辛料でアクセントがきいた味わいとのことだが、記者の食べた感想はどちらかというとふんわりとしていて優しい味。先ほどと同じくインパクトは若干欠けるが、風味が強いので噛むほどに楽しめる。「ポテトチップス」などのコンソメは味が濃くてあまり食べられないひとにはちょうど良さそうだ。

 

女性のためのながら食べスナックはこれに決まり!

スナック菓子を手を汚さないように食べるには、お箸を使ったり袋から流し込むのが一般的。同社の「ワンハンド」シリーズもながら食べに特化したパッケージだが、成人女性が人前で食べるには抵抗があるだろう。会社や外でお箸を使うのも周りの目が気になる。

そういう意味でもこの『HASHED POTATO』は手でつまむしかない状況においては最適なスナックといえる。大切なものを触るわけでなければ、ティッシュで拭く程度で大丈夫だろう。時間も場所も気にせずにサクッと気軽に食べられる新しいスナックを体験してみてほしい。

 

東京・埼玉・千葉・神奈川エリアのセブン-イレブンにて発売中。

 

あわせて読みたい:湖池屋「ワンハンド」シリーズが一新!『ワンハンド ドライカラムーチョ ブラックペッパー』のドライ感を確かめた

 

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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