ペヨングに続いてまたしてもペヤング・スピンアウト!『ピーヤング 春雨』はヘルシーなはるさめ焼きそば

これがソース味だったらな…。

 

廉価版として誕生した「ペヨング ソースやきそば」が昨年、今年またしてもパチモン気取りのネーミングで登場したのが『ピーヤング 春雨』である。近年ヘルシーさで人気のはるさめを使用したいわばでんぷん焼きそば。果たしてこれはアリなのか!?

春雨のくせにきっちり湯入れ3分に湯切りも必要なカップ焼きそば

 

粗悪なパチモンを出されるくらいなら自社で作ろうというその心がけは立派。ペヨングもきちんとヒットさせたまるか食品がまたもや新ブランドを生んだ。『ピーヤング 春雨』(66gうち春雨40g・希望小売価格 税抜205円・2017年9月18日コンビニ先行発売)である。春雨は小麦粉による中華麺よりも低カロリーであることから麺代替メニューとして、カップ系インスタント食品にも採用されていることが多い。

驚くほど軽くてびっくり。中身入ってるのか疑うほど。

 

そこで誕生したのが、はるさめなのに一丁前に湯入れ3分の蒸らし時間をかけて、湯切りまでさせるカップ焼きそば感覚の春雨食品。原材料名には春雨とだけ表記。なので緑豆、じゃがいも、さつまいもあたりを由来とするだろうが、明記はされていない。

ただカップ焼きそばを春雨で、というのは気になる。特にペヤング味のはるさめだったら食べてみたいというのがカップ麺ファンの心情ではないだろうか。記者もフェイクグルメの一環として、大いに期待した。

しかしまずパッケージの「塩コショウ味」というのに引っかかる。何? ペヤングソース味ではないの? 蓋をめくると真っ白な春雨とかやく(キャベツ、ニンジン、キクラゲ)と白っぽいソースが入っている。何やら塩焼きそば仕立てらしい。少々がっくり。

湯入れ3分後、湯切り。春雨の密度が高いのですぐ湯切り穴が塞がってしまい、完全に湯切りするのにひと苦労。いつまでもポタポタと往生際が悪い。結局ある程度で諦めて、ソース投入。確かに中華風な香りがする。白いタイプの焼きそばの香り。

味もソース味でないので、テンションが下がる。確かにこうした春雨料理はあると思う味。まずいとは全然思わないし、春雨グルメとしては結構いい線いっていると思うが、どうせならやはりソース味で味わいたかった。

ちなみに春雨はヘルシーというが、それはカロリー制限ダイエットをしている人限定だということを忘れずに。544kcalが219kcalになるので半減以下である。

熱々よりも冷めた方が食べやすい不思議。

 

ただ近年大ブームの糖質制限ダイエットではでんぷんそのものなので、むしろ禁止メニューである。何しろこれ一食で45.9gという高糖質。通常の「ペヤングソース焼きそば」が約65g程度なので、糖質的にはあまり変わりがないということを忘れずに。

 

 

オススメ度:(面白い)
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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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