『ペヨング ソースやきそば』本家自ら生み出したパチモン・テイストの話題作を食べ比べ!

“西の「U.F.O.」、東の「ペヤング」、北海道だけ「やきそば弁当」”というのがカップやきそばの勢力図だが、まるか食品から突如発売されて世間を騒然とさせているのが『ペヨング ソースやきそば』。そのパチモン(ニセモノ)感あふれるパッケージの話題作を本家「ペヤング」と食べ比べてみた!

「ペヤング」と「ペヨング」の違い、それは量と肉の旨味だった

ネット上では「ぺ・ヨンジュンを想起させる」と話題の一品、メーカーに問い合わせたところ、「通常のペヤングより容量も少なく安価な製品。他のメーカーもよく自社の中で複数出してるでしょう。あれと同じような感じ」というそんなに前向きではないコメントを頂いた。

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つまりスーパーやディスカウントストアの特売向けのオープン価格設定の廉価版という立ち位置らしい。漂う怪しさも、あえて「ニセモノが出たらこんな感じでは?」というノリで作られたものだという。

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ちなみにこうした特売用のちょっと気が抜けた感のある商品は、記者、大好きである。たいていの場合、味の方も脇が甘くてニヤニヤしてしまうことが多くて、エンターテイメントとしてはかなりポイントが高いと思っている。

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実際に『ペヨング ソースやきそば』(106gうち麺80g・オープン価格※実勢価格税込128円・2016年3月14日発売)を購入したところ、確かに通常の「ペヤング ソースやきそば」が約170円程度なので結構安い。

 

では実際にその味わいを確認してみよう。外から見てわかるのは、120gうち麺90g→106gうち麺80gになっているのと、おなじみの味付け鶏ひき肉が入っていないことくらい。ロゴが欧文表記になっているところやロゴの形やカラーリングが微妙にトーンダウンしているところが胡散臭さを高めている。なんという計算高さ。

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よく言われるのは濃い味の「U.F.O.」に対してすっきり味の「ペヤング」だが、この『ペヨング ソースやきそば』は、よりすっきり度を高めた味わいだった(上がペヨング、下がペヤング)。ほんのカケラとして入っていて、そんなに意識していなかった味付け鶏ひき肉が、こんなにも旨味を左右するとは…。「ペヤング」と「ペヨング」の違い、それは量と肉の旨味だった。見た目はもう全然区別つかないが。

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もちろんまずいというわけではなくて、さっぱりタイプのシンプルなやきそばを食べたい時には有力な選択肢になるはずだし、カロリーも544kcal→456kcalとグンと下がっているので、ダイエッターにはうれしいはず。実際問題として今回は同時に食べ比べたからその差ははっきりわかったが、単独で『ペヨング ソースやきそば』を食べたとして、ここまで違いを感じられたかどうかは疑問なので、自分を騙す感じでカロリーオフというのもいいだろう。

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発売は東北、関東、静岡、甲信越、中京、北陸が3月14日、関西、中四国、山陰、九州が3月28日よりとなる。ぜひ自分の舌で試してみてほしい。

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オススメ度:(買っても損はない)
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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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