『名刀ペーパーナイフ』“刀剣女子”も垂涎の本格派な名刀を模したペーパーナイフ

近年の「刀剣女子」ブームにあやかってか、日本刀をモチーフにしたグッズがいろいろと発売されている。そして、また刀剣女子たちを魅了するアイテムが登場した。その名も『名刀ペーパーナイフ』。その美しさと切れ味を堪能してみた。

職場でのデスクにオシャレな「一振り」を!

鎌倉時代末期より、日本刀の名産地として脈々と技術が受け継がれてきた岐阜県関市。孫六兼元の名刀「関の孫六」など「折れず曲がらずよく切れる」という優秀な日本刀を数々と生み出してきた“刃物の町”だ。そんな岐阜県関市に本拠を置くニッケン刃物株式会社から、日本刀をモチーフにしたペーパーナイフ『名刀ペーパーナイフ 織田信長モデル / 坂本龍馬モデル』(全長210mm×刃厚1.8mm×全幅23.0mm×全厚18.0mm 重さ35g・希望小売価格 税抜3,200円・発売中)が登場した。

 

以前もおたナビで真田幸村モデルの日本刀モチーフのはさみを紹介した。

 

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この「名刀ペーパーナイフ」は、クラウドファンディングサイト「Makuake」でプロジェクトを公開し、今年4月末まで出資者を募っていた。もともとニッケン刃物は歴史は古くとも、自社商品を広くPRできているとは言えない実情があった。そんな時、プレス工程の取引先である株式会社ツカダの塚田社長から”Makuakeを通じて自社商品(キークエスト)を広くPRできた”という話を聞いたところから、このプロジェクト公開となったそう。目標金額は100万円だったが、なんと初日で目標額を達成するという人気ぶりで、最終的には1617万4,200円もの金額を集めるという大成功を収めた。

 

(Makuakeのサイトより)

 

このほど、クラウドファンディング出資者以外にも広く販売する(出資者にはすでに発送済み)ということで、さっそく「名刀ペーパーナイフ」を入手。実際に試す機会を得たので、その実力をチェックしてみよう!

ゲットしたのは織田信長「圧切(へしきり)長谷部」、坂本龍馬「陸奥守吉行」をモチーフとしたペーパーナイフ二振り。なお、クラウドファンディングでは土方歳三「和泉守兼定」モデルもあったが、一般販売の予定はないようだ。

(土方歳三資料館提供)

 

鞘から抜いてみると、これは本当に精巧にできていてペーパーナイフとは思えない造り。刃の部分をよく見てみると、なんと刃紋まで再現されているではないか。これは凝っている!

いくら造りが凝っていると言っても、肝心のペーパーナイフとしての切れ味が良くなければ、なまくらと言わざるをえない。ここはひとつ、厳しく紙の切れ味をチェックする!

うむ。これはペーパーナイフとして十分な機能を持っている。あまりにも鋭利すぎると、手を切ったりして危ないし、手紙の封などを切った時に切り口がボロボロになるようでは意味がない。そのバランスが絶妙なのだ。

使わない時は鞘にしまい、付属の掛け台に立て掛けておけばインテリアとしてもカッコいい。オフィスのデスクに鎮座させておけば、同僚からの注目を集めるのは間違いないだろう。

刃の部分はステンレス刃物鋼で出来ているが、鞘と掛け台はABS樹脂製。まあ、要するにプラスチック製というわけだが、鞘の部分は上手に加工されていて高級感があってGOOD。しかし、掛け台が少し残念な印象を受けた。ここまで精巧に作り上げたのだから、多少価格が上がっても高級感のある掛け台が欲しかった。

 

まとめ:中高年のサラリーマンのデスクにあれば、部下の刀剣女子社員にモテモテ?

クラウドファンディングの人気ぶりでも想像がつくように、日本刀に熱い視線を送る刀剣女子は予想以上に多いのだ(まあ、刀剣女子だけが出資したわけでもないだろうけど)。特に、世代を超えた人気を誇る坂本龍馬モデルなどは売れ行きも良いだろうと想像する。オフィスのデスクに「名刀ペーパーナイフ」を一振り飾っておけば、部下の“刀剣女子”社員と思わぬコミュニケーションが図れるかもしれない。購入はAmazonなどのネットショップでも可能。

 

 

 

オススメ度:(良い商品です)
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記者

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タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である取材ライターの傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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