日本の工業技術が生んだアイデア文具『Waveclips』 丈夫で美しく、全方位から使えるカードスタンドだ!
主に自動車部品として使用するリングを作っていた松村鋼機株式会社(神奈川県綾瀬市)の工場で、ものづくりの優れた技術を応用した、造形美・機能美あふれるステーショナリーが生まれた。
それが今日ご紹介する、『Waveclips(ウェーブクリップ)』である。ステンレス鋼を使用し、連続した波形のスプリングで構成された形状は、カードなどを挟むクリップとしても、実に優れた機能を持つ。一体、何が優れているのだろうか。」
商品構成は、マグネットタイプと、両面テープで固定するもの、そしてデスクなどに置いて使用するものが2種類で、合計4種類(写真は3種類のみ)。
どれを使っても驚かされるのは、クリップ部分のスプリングのしなやかさと強さである。
写真は、薄いカードばかりを挟んでいるが、実際は、太いペンだろうが、ハサミだろうが、スプリングがグーンと伸びて、しかもしっかりと挟み込んでしまう。
消しゴムとシャープペン、それにボールペンを同時に挟んでも、まったく問題なく使える。
さすがに、工業部品として強度が求められるスプリングを使用しているだけのことはある。文具として使用するくらいで破綻するようなヤワな作りではないのだ。
しかも、この『Waveclips』のスゴいところは、同時に複数のものを挟んでいても、それぞれが独立してしっかり挟み込まれているために、1つだけを、他のものを外さずに簡単に取り外す事が出来る点である。
そのうえ、挟むときも、360度、全方位から挟み込むことができるのが素晴らしい。
どこからでも、いくつでも挟み込んで、どこからでも1つだけ、取り外すことができるカードホルダー。
シンプルで、ステンレス鋼の持つ素材の美しさと、スプリング自体の造形美、そして簡単には壊れない強さを併せ持つ。
日本の町工場には、こうした高い技術を持ち、アイデア次第で、大ヒットする商品を生み出す潜在力が、まだまだ満ちあふれていることだろうと想像できる。
ちなみに、価格は、上の写真の左:マグネットタイプが税込1480円。真ん中の両面テープタイプは税込1458円。右のベーシックなカードスタンドは、税込1696円である。
ただ1つ、A4ファイルを立てられるくらい大きなファイルスタンドだけは、一桁違う、税込1万7280円となっている。
この丈夫さ、美しさ、そして使い勝手の良さは、一度使ってみると、他では満たせない満足感がある。