振るだけ!プロのカルボナーラが誰でも作れる『カルボシェーカー』その使い心地は!?

ルボナーラ。茹で上がった麺に卵液を絡めて頂くパスタだ。自分で作ると卵液のとろみ加減が難しいが、誰でも「振るだけ」でプロの味を再現できるというreina『カルボシェーカー』をご紹介しよう。

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卵液がスープ状に余ったり、もしくは固まって煎り卵のようになって失敗、という人も多いだろう。

カルボシェーカーは、材料を入れて振るだけで、簡単かつ失敗せずにカルボナーラソースが作れるという。

恵比寿にあるイタリアレストラン「オステリアルッカ」のオーナーシェフ枡谷周一郎氏が監修しており(奥様はお笑いコンビ「北陽」の虻川美穂子氏)、自宅でプロの味を楽しむことが出来る。

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シェーカーの構造は、メモリ付きのカップと蓋、そして中蓋からなる。
3種類のクリームソース(カルボナーラ、トマトカルボナーラ、たらこクリームソース)が作れるレシピ付き。

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カップ側面には、それぞれのソースの分量が記載されている。(1人分/2人分)

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早速、レシピ通りにカルボナーラを作ってみよう。

用意する材料は、
生クリーム
卵黄
粉チーズ

チキンコンソメ(顆粒)
パンチェッタ(ベーコン)
オリーブオイル
ブラックペパー

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蓋は粉チーズの計量カップになり、中蓋は卵黄と卵白を分けるのにも使う。

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まずはスパゲッティーを茹でる。

フライパンにオリーブオイルをひき、パンチェッタ(またはベーコン)を中火で炒める。
焼き色がついたら水を加え、ひと煮立ちさせてから弱火にし、コンソメを加えて軽く煮詰める。

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ここで、シェーカーの出番!
シェーカーのメモリに合わせて、生クリーム・粉チーズ・卵黄を入れ、中蓋をセットし蓋をしっかりと閉めてから、上下に振る。
フライパンの火を止め、茹で上がったスパゲッティとソースを入れ、素早く混ぜ合わせる。
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黒こしょうをふり、カルボナーラの完成!
ソースをシェイクすることで、空気を含み、ふわっとした仕上がりになっている。
クリィーミーな卵の味わいとベーコンの塩っけ、期待通りの美味しさである。

 

つまりポイントは

1.正確な計量

2.ダマにならない撹拌

ということだ。

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しかし、勘の良い人はお気付きだろう。卵黄だけ使うという事は、卵白が余ってしまうのだ!
もちろん、卵白も無駄にしてはいけない。

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そこで、卵白を使ったスープを作ってみた。

こちらは記者オリジナルのレシピ『キャベツとベーコンのスープ』。
カルボナーラに使うパンチェッタ(ベーコン)、コンソメ(顆粒)をスープにも使用。
キャベツを加えて、最後に卵白を加えてふわっと温める。

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カルボナーラとスープの組み合わせは、ちょっとしたパスタ屋気分だ。

トマトカルボナーラについては、トマトピューレをソースに加えるだけで同じようにソースが作れる。

 

 

次に、もうひとつのレシピ「たらこクリームパスタ」も作ってみよう。

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こちらは、カルボナーラよりも更に簡単である。フライパンも、卵黄も、使う必要がないからだ。

生クリーム(または牛乳)、水、コンソメ(顆粒)、バターをシェーカーに入れて電子レンジで30秒温める。シェーカー本体は電子レンジに対応しているが、蓋と中蓋は電子レンジ不可なので気をつけよう。温まったソースにたらこを加え、中蓋と蓋をセットして上下に振る。これでたらこクリームソースの完成だ。

あとは茹でたパスタにソースをかけ、お好みでのりや大葉を添える。

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シェーカーのみで美味しく仕上げることが出来るので、とても手軽だ。

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さて、パスタソースについては美味しく作れて大満足なのだが、カルボシェーカー本体の使い勝手にいくつか問題点があると感じた。今後の改良を期待しつつ、記載しよう。

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まず、蓋がかなり固く開けるのが大変であること。

容器を振るので、蓋が簡単に開いてしまっては困るが、それにしても固い。女性には大変だ。

ただ被せて蓋をカチッとはめるだけの構造。洗うのは楽だが、他の方式にできないのだろうか。力を入れないと開かない為、蓋が勢いで飛んでいったりする。開けると同時にソースが飛び散ることもある。

記者以外の女性にも試しに開けてもらったが、やはり蓋が固く開けるのに苦労していた。

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次に、蓋を開けた後。

中蓋をはずす必要があるが、その時に手にソースがついてしまう。また、ソースを注いだ後、カップや蓋にかなりの量のソースが残ったままになる。捨てるにはもったいない量だ。その為、スパチュラが必須となる。

 

そして、蓋を外すとカップの安定が悪いこと。ちょっと手が当たっただけで倒れそうになってしまう。

ソースを作って、ちょっとその辺に置いておく時など、注意が必要だ。

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最後に、なぜかカップの側面にべたつきがある。カップ側面に記してある分量の表示には、転写シートのようなものが使われており、それがベタベタするのだ。

 

 

 

コンセプトが面白いだけに、 細かな点が気になった。

振って失敗なく美味しいソースが作れるのは確かに嬉しい。カルボナーラ好きなら、試してみて損はないだろう。

販売価格は900円(税抜)。カラーバリエーションは3色。販売元であるレアック・ジャパン公式オンラインストアをはじめ、インターネット通販や、東急ハンズ等量販店のキッチン用品売場などで購入出来る。

公式サイトはこちら

記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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