『つながリング・スイートコーン味/メキシカンタコス味』10連リングの新形状でコーンスナック新世紀を担うか?
「キャラメルコーン」などのヒット商品でコーンスナックをおいしく仕上げることに定評のある東ハトからさらなる新しい食感のスナックが登場! 『つながリング・スイートコーン味/メキシカンタコス味』(58g・予想価格 税抜各130円・2015年9月21日発売)は何とリングを10個重ねてきた。一体どういうことなのか、食べてみた。
もういい加減スナック菓子のフォルムは出尽くしたかと思っていた。リング形状もよくあるパターン。ところがそれを10個重ねるとなると話は違う。ちなみに、この10個のリングが連結して円を描くという形状には”トウモロコシを輪切りにしたような”というきちんとした根拠がある。ただ闇雲な形状変更ではないところが素晴らしい。
それでは実際に食べてみよう。
つながリング・スイートコーン味
形状的に袋の中でグズグズに砕けているのでは? という予想とは裏腹にほとんど型崩れなくしっかり形状は保たれている。その光景はさながら蜂の巣にも見えてくる。
一つ取り出してみると、実にがっちりと硬質な作り。輪っかがあると人間はとりあえず指をはめてみたくなるものだが、これをはめるとかなりのインパクトのあるアクセサリーになる。近年流行の原宿系のアクセサリーのようなド派手リング。
香りは甘やかな焼きトウモロコシの香りで、頬が緩む。さっと一個口に入れて噛んでみると硬質なコーンがガリっと盛大に砕けてワイルドな音を立てる。頭蓋骨に響くような硬質ぶりだ。
味わいはほんのり甘い美味しいコーン味。そこをきりっと塩味が引き締めて、かなり美味しい。歯ごたえも十分なので、食べた感は非常にある。食感のせいか、一袋食べると結構お腹がいっぱいになる印象だ。
つながリング・メキシカンタコス味
もう一つの味はタコス。袋を開けた途端にメキシコ。ツーンとくる刺激的なトマトの酸味と唐辛子の辛味が混じり合ったタコス臭に圧倒される。
さて一つ取り出して食べてみる。爽快な辛味が突き抜けて、トマトの風味としっかりした塩味が乗ってきて、ガリガリの食感と共にコーンの味わいが広がる。なるほどトルティーヤチップスの美味しさを感じさせるコーンとの相性はとても良い。これは美味しい。辛さは決して強くないので子どもでも安心だろう。
どちらにしてもこれは炭酸飲料にぴったりのスナックだと思った。ノンアルコールならコーラと、アルコールならビールと合わせればかなりテンションの上がるハーモニーを生み出せる。ちなみにそれぞれ一袋あたり318.1kcal。
この後に及んでさらなる新しい食感を生み出した東ハトの技術力に拍手を送りたい。