『かっぱえびせん こだわり食材近江牛ガーリックステーキ味』主役のエビに立ち向かうニンニクと牛の構図に驚き

ンビニエンスストアのメインユーザーである30〜40代男性に照準を絞って生み出されたのがカルビー『かっぱえびせん こだわり食材近江牛ガーリックステーキ味』(70g・希望小売価格 税抜000円・2015年7月20日発売)。もはやえびせんの域を超越したこの味付けはありなのか!?

 

ポテトチップスでガーリックステーキ味というのはわかる。ポテチ自体の味の個性はじゃがいも以外無いので、かなり自由な展開が可能なのも想定内。しかし「かっぱえびせん」は小麦粉ベースの菓子ではあるけれど、エビという主役はすでに存在しているのである。

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これまで「かっぱえびせん」シリーズでもわさびだったりソースだったり瀬戸内レモン味だったりの変わり味はあった。ただどれも主役のエビを盛りたてる役割だった。お土産商品だとたこ焼き味/明太子味というのも存在するが、それにしても海産物同士という仲間意識もあるので、そんなに違和感はなかった。

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ところが近江牛ガーリックステーキ味と言われた日には、これはもう肉であり、牛であり、ステーキなところから、主役がバッティングしていると言われても仕方のないところだろう。全くその味わいが予測が付かないので、食べてみた。

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封を切るとフワッと漂う甘じょっぱい香り。にんにく醤油の主張が強すぎて、その他の香りは陰に隠れている。さて一つ取り出してカリッ。見た目もエビのかけらが練りこまれたところは同じ。肉らしいかけらは見当たらないし、食感はいつものかっぱえびせん。そこににんにく醤油の香りがツンと来る。そして広がるエビの香ばしい風味に忍び寄るビーフの味わい。何だろう、香ばしくてとりあえず美味しい。

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和牛特有の旨味はある。焼いたエビらしい香ばしさもある。ガーリックの強力なパンチもある。これが全部一遍に押し寄せるわけだが、意外と仲良くまとまっているから驚き。さながら鉄板焼き専門店でステーキの隣で二つに割った大きめのエビを塩焼きにしている時のような味の共存。これがやめられない止まらないにしっかり帰着している。素晴らしい。

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期間限定・コンビニ限定の発売となるこの『かっぱえびせん こだわり食材近江牛ガーリックステーキ味』。店頭から消え去る前にかっぱえびせんファンならぜひ一度は味わってみてもらいたい。とてもおもしろい体験ができる。

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オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:かっぱえびせん こだわり食材近江牛ガーリックステーキ味

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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