『コカ・コーラ/コカ・コーラ ゼロ スリムボトル250ml』NEWアルミボトルで歴史が変わる!

カ・コーラのボトルといえばそのくびれが女性の理想のプロポーションに称されることも多い特有のフォルム。通称「コンツアーボトル」と呼ばれたそのガラス瓶が100年を経て、ついにアルミニウム製にスイッチしたのがこの『コカ・コーラ/コカ・コーラ ゼロ スリムボトル250ml』(250ml・オープン価格・2015年7月20日発売)。まさに来るべき時が来た感がある。

 

コカ・コーラが生まれたのは1886年でグラスで売られていた。後に瓶詰めとなるのだけれど、模造品が大量に出回り、その対策として「暗闇で触っても地面で砕け散っていても『コカ・コーラ』のボトルだとわかるもの」というコンセプトで1915年に有名な緑がかった(通称・ジョージアグリーン)色味でガラスがくびれた「コンツアーボトル」が誕生したといいう(以下の写真③)。

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■コカ・コーラボトルの変遷
出典:公式サイト

1990年代にペットボトルが次第に普及していくが、それでもボウリング場やビリヤード場でたまに見かけるガラスボトルのコカ・コーラは何だか特別な味がするような気がしたものである。またガラス瓶の底近くの側面に刻まれた四角型や丸型の凹みによって辛口と甘口があるなどという都市伝説もあったくらい(実際は瓶の製造工場によって違っていただけ)、ガラスボトルのコカ・コーラには特別感があった。

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実際問題として、ガラス瓶とペットボトルでの味わいは格段の差がある。もちろん内容成分が違うわけではないが、唇に当たる感触がまず違うし、中身もペットボトルだとキンキンには冷えにくいという致命的な欠点がある。もちろんガラス瓶も飲み終わった後の処分には困るし、とにかく重いというデメリットもある。

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そんな両者の中間を行くのがアルミニウム製ボトル。軽い上に冷えやすいというメリットは、唇に当たる感覚さえ我慢すればとても優秀だ。すでにアルミニウム製ボトルでのコカ・コーラは存在していたものの、こうしてメインボトルの位置付けで大々的に告知されている『コカ・コーラ/コカ・コーラ ゼロ スリムボトル250ml』には、それなりの時代の変遷の象徴という意義があるに違いない。

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それでは実際にその2つを飲んでみる。
SMAPの中居くんがCMで「コカ・コーラゼロ」とオリジナル「コカ・コーラ」の区別がつかないと騒いでいるが、確かにこうして飲み比べる機会でもない限り、どちらも美味しいコカ・コーラである。アルミボトルのお陰でキリリと冷えた黒い液体はコーラ特有のフレイバーが際立ち、少なくともペットボトルに比べると圧倒的に美味しく感じる。

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「コカ・コーラ」を飲む前に「コカ・コーラゼロ」を飲むと本当にわからない。冷えていると余計に。ただ「コカ・コーラ」を飲んだ後なら確かに少しだけ人工甘味料の味がするのでわかる。だがのどが渇いてゴクゴクと飲み干す時にどれだけの差があるだろうか。長い歴史の中でダイエット系コーラは多数登場したが、やはり「コカ・コーラゼロ」は一つの到達点だと改めて実感してしまった。歴史上のゼロコーラの中で「コカ・コーラゼロ」は最高に美味い。

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スリムボトルと銘打っているだけあって、本当に細い。ガラスの厚みの分小さいのだが、「これで250ml?」と驚けるほど本当にスリム。そこに赤と黒をそれぞれベースに、回転させないとロゴの全景が見渡せないアーティスティックなデザインもかっこいい。フォルムはきっちりウェストカーブを踏襲。これはかなり難易度の高い成形のようだ。

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炭酸缶飲料は350mlが主流だけれど、やはり素早く飲みきれる250mlの存在も捨てがたい。冷えたまま一気に飲み干すというコーラに一番適した飲み方を味わうのにこれほど適したサイズもない。真夏の炎天下でグイッと煽ってリフレッシュするために、このスリムさは気持ちいいし、女性にも持ちやすいはず。

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発売を記念して、例えばファミリーマートなら特製コースターなど、販売店ごとにいろいろな特典を用意しているようなので、いろいろな店舗で買ったほうがお得かもしれない。

 

オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:コカ・コーラ/コカ・コーラ ゼロ スリムボトル250ml

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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