『明星 バリカタ 豚骨キムチ味』博多ラーメンならではの硬麺の粋な味わいにキムチをプラスしてピリ辛に!

多ラーメン界には麺は硬ければ硬いほど良いという美学がある。ラーメン店で麺硬めを注文するにも「カタ」「バリカタ」「ハリガネ」「粉落とし」の4段階の表現があるのだ。そんな「バリカタ」をカップ麺で実現したのが明星『明星 バリカタ 豚骨キムチ味』(88gうち麺65g・希望小売価格 税抜205円・2015年6月8日発売)である。硬めの麺が好きな記者にとっては嬉しくてたまらない。

 

「一風堂」などの全国展開している博多ラーメン・チェーンでもとりあえず「バリカタ」や「ハリガネ」はよく頼むのだが、ほとんど茹でていない湯通し状態の麺でも美味しいのが博多ラーメンの麺。そうめんに近いほど細くてストレートなのが特徴で、食べたことのない人は必ずびっくりする異色の文化。普通のラーメンも好きだが、そっちが無性に食べたくなる時もあり、どちらも美味い。

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おためし新商品ナビでは以前も明星の「バリカタ」どんぶり型のカップ麺をご紹介したが、今回の『バリカタ 豚骨キムチ味』は、そこにさらにキムチ味が加わったスタミナテイストの一品。そんなにお馴染みではない組み合わせではあるけれど、メニューに有るお店も確かにあった気もするが食べたことはない。同じ赤くて辛いなら、めんたいこを優先してしまうからだ。

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とは言え新体験は楽しみ。さっそくフタをめくるとシャープペンシルの芯のような細麺が顔を出す。これは期待。後入れ液体スープをフタから取り去って湯入れ。60秒調理だそうだ。従ってあっと言う間に出来上がる。

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その段階ではあまりキムチの香りはしない。しかし赤唐辛子ペーストと香味野菜を配合した濃いオレンジ色の後入れ液体スープを投入すると、キムチの香りがプーンと。なるほど、これでキムチ化完了。

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スープを一口。長浜などの真っ白系博多ラーメン特有のすっきりした豚骨の旨味にキムチの辛味が加わって美味しい。純粋博多ラーメンの印象とは異なるが、これはこれでアリな感じだ。かやくはキャベツ、味付豚肉、白菜キムチ、卵の4種類。

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期待の麺は構造上真っ直ぐとはいかないが、限界までストレートになっていて好感。小麦の味がよくわかる「バリカタ」ならではの食感はうれしい。ひょっとしてこれ、30秒ぐらいで調理を終わらせれば「ハリガネ」にもなりそうだ。

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ただ不思議だったのは具材のキャベツ。白菜キムチがいるのにキャベツとは正直”?”の印象が拭えない。同じくふわふわ卵もなくていいのではと思った。

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ビッグサイズと銘打っているが、調理時間に比例して、完食時間もあっという間。すすり込みの良いストレート麺のせいだろうか。仕事が忙しくて瞬間一発芸のように食事を済ませ無くてはならない時など、時間のない時に重宝するだろう。

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オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:明星 バリカタ 豚骨キムチ味

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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