『タテロング 池袋大勝軒 中華そば』創業者・山岸一雄トリビュート作はつけ麺と並ぶ人気メニューの再現!

部と首にタオルを巻いた出で立ちでメディア露出も多く「つけ麺の元祖」として愛されていた池袋のラーメン店「大勝軒」の創業者・山岸一雄。今年4月に亡くなり、たくさんのラーメンファンが悲しみにくれたけれども、面倒見の良かった山岸ゆえにその味を引き継ぐ者が多かったのは不幸中の幸い。エースコックがそんな山岸の追悼ともいうべき『タテロング 池袋大勝軒 中華そば』(98gうち麺80g・希望小売価格 税抜205円・2015年5月25日発売)をリリースした。

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実はエースコックは池袋「大勝軒」とのコラボレーション歴は長く、2003年からたくさんのカップ麺をともに作り上げてきた間柄。

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通常「大勝軒」といえばつけ麺だが、今回はもう一つの人気メニュー「中華そば」を題材にしている。

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「大勝軒」の中華そばと言えば、家系ラーメンのようなドロドロの濃さにまでは行かないが、あっさり透明な東京ラーメンとも違ってスープが濁っているという微妙な地点で美味しさを発揮していたラーメン・メニュー。さて、どの程度の再現がなされているのだろうか。

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フタを開けてお湯を注ごうとして、すでに強力な香りがする。いかにもラーメンなこの鶏ガラとしょう油の混ざり合った香ばしい匂いでもう一気にやられてしまった。これで美味しくないはずがない。

調理は油揚げめんではあるが角刃仕上げの麺の太さゆえか5分待ち。かやくは味付け焼豚とメンマ、ねぎ、なるとという定番ラインナップ。後入れはオイルと実際の「大勝軒」店頭で用意されていた「花胡椒」に似せた特製スパイス。

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調理後に抜群の存在感をアピールしてくるのが麺。確かに本物にはかなわないが、カップ麺としてはかなりの太麺。お湯を吸い込んでド迫力だ。お湯を入れたら522g(うちカップ27g)。はこうしたビッグサイズというのも山岸が生前語っていた信念「量も美味しさのうち」を踏襲するものである。

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スープはほんのり甘く程よい濃厚ぶりで、ポーク、チキン、魚介がグッドバランスを形成する絶妙な味わい。それを絡めとるダイナミックな太麺とともに味わうと実に旨い。

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メンマのコリコリ具合もいい。たっぷりの旨味に襲われて猛烈な幸せを感じる。これぞラーメンという味わいに痺れざるを得ない。

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麺量は多めだったが、旨さが極まっていたのであっと言う間に完食してしまった。そう、こうした勢いたっぷりに一気にかき込んでしまうのがラーメンの醍醐味。これをカップ麺で味わえるなんて、ほんと幸せだ。

オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:タテロング 池袋大勝軒 中華そば

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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