自分だけの空気清浄機『ピュアサプライ』で花粉を除去? 口元にだけイオンの結界を張ることができる!

正直なところ、効果の有無を判断しづらい

それにしても、地味。ファン式ではないので吸気口や排気口も無し、音もしなければ香りも無い。正直動いているのかどうか定かで無いのである。もう信じるしかない状態なのだ。

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原理としては本体上部の小さなブラシ状のところからイオンが発生しており、空中の有害物質に帯電してくっついて排除していくとのこと。

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ただそれら一連の動作も目に見えるわけではないので、実感はほとんどない。

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あえて言うなら若干匂いが気にならなくなった気はする。でもそれも気のせいと言われればそれまで。試しに灰皿に近づけて臭いを嗅いでみると『ピュアサプライ』使用時は気になりにくい感じがしたが……。

 

さらに洗濯して干してあったタオルを目の前でバサバサとして呼吸してみる。季節柄花粉まみれなはずだ。日なたで見ると見事にホコリや繊維が舞い上がる。それをこの『ピュアサプライ』がみるみる吸着する……というわけではない。だが不思議なことに花粉症の記者は当然出るだろうくしゃみが出なかったのは本当。狐につままれたような感じだ。ただの思い込みかもしれないが、驚いた。

 

理論上、素晴らしいアイテムなのは間違いない

売りは0.02ミクロンの超微粒子物質の除去。花粉が1ミクロン以下、PM2.5が2.5ミクロン、ウィルスが約0.08ミクロン、タバコの煙が0.1ミクロン程度とのことなので、それらはみんなこの『ピュアサプライ』の発するイオンが退治してくれることになっている。

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つまり『ピュアサプライ』を首から下げていれば風邪を引かないということか。もちろん理論上はそうである。しかし風が吹いたらおしまい。データはあくまで無風状態での実験結果と明記されている。従ってこれさえあれば電車もバスもどこでも平気、というものではないので、マスクはやっぱり必要か。

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一方でオフィスや学校など無風下でじっとしている環境なら、充分使えることになる。マスクをしたまま仕事や勉強をするのは確かに不便なので、そんな時にこれがあれば自分の口の周りだけ結界が張れるというわけだ。自分さえ良ければそれでいいという利己的な感も無きにしもあらずだが、花粉症はそうも言っていられないほど本人は大変なわけだし。

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結論:花粉症の度合いと価格とを天秤に掛けたい

肉眼で見えない世界の話なので、誰にでも確実に効果があると太鼓判を押すことは記者には不可能だが、効果なしとは言えないし、個人的には多少なりとも効果を実感してしまったことは確かなので、花粉症がひどい人にはオススメしてしまってもいいかな……と思う。

ただし問題は価格。1万円オーバーをつぎ込んでいいものか、購入時にはよく検討したい。「これさえあれば!」という程の劇的な効果を感じられるアイテムでない事は、前述の通り。

ランニングコストが掛からないのは優秀。通常の空気清浄機と違って『ピュアサプライ』は構造上、交換が必要になるフィルターのたぐいが無い。気になったのは、紐が交換できないのは切れた時にどうするのかという点。また無音駆動ゆえの懸念点だが、もし故障していたとしても気がつかないだろう。

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【スペック】

重量 (約)50g
サイズ 88mm(高さ)×42mm(幅)×2.2cm(奥行き)
材質 本体…ABS、イオン発生部…カーボンファイバー、ストラップ…特殊コットン
内蔵充電池 リチウムイオンポリマー電池3.7V
充電時間 2〜3時間
連続作動時間 (約)150時間(フル充電時)
付属品 USBケーブル(A-MicroB)60cm×1(※USBアダプタは付属されていません)、キャリーケース

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:パーソナル空気清浄機 ピュアサプライ

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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