『麺づくり担担麺 醤油ベースのあっさり系』ノンフライ細麺と芝麻醤のコクある旨味ががくせになる王道担々麺味

門ノンフライ麺ブランド「麺づくり」から、マルちゃん『麺づくり担担麺 醤油ベースのあっさり系』(102gうち麺65g・希望小売価格 税抜180円・2015年3月16日発売)が発売になった。以前からあった担担麺味の味噌ベース→しょうゆベースのリニューアルだ。

 

担担麺と言えば辛みとコクのせめぎ合いのイメージがあるので、正直「しょうゆであっさり」はどうなのかと疑問符を禁じ得なかったが、取り越し苦労だった。担担麺の旨さの核である芝麻醤(ちーまーじゃん)をたっぷり使ったこの味わいはまさに担担麺の中の担担麺だった!

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調理はフタを開けて袋3つを取り出して、かやく(チンゲン菜、味付鶏挽肉、ねぎ、白ごま、粗挽唐辛子)のみを中に入れての熱湯4分。調理後は指示にはないもののノンフライ麺の作法である、スープの前のかき混ぜの儀式で麺をほぐす。ほぐれたところで液体スープを投入。坦坦オレンジが鮮やか。そこに粉末スープを投入するとシックなブラウンに近いオレンジに変化。

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一気に広がるのは胡麻の香り。担担麺の命ともいうべき香ばしい芝麻醤の香りだ。ともすると辛みに走り、この芝麻醤の風味をおろそかにする担担麺も少なくない中、これだけでもう加点である。

スープを味わってみると、しょうゆであっさりというコンセプトではあるけれど、充分に芝麻醤ならではのコクが広がり、隠し味に酢を入れたその味わいはかなり深い。辛さはよくある激辛には程遠い、旨味重視のピリ辛。花椒のアクセントがまた本格的。

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麺づくりならではの細麺がそれらをうまくすくい取って口の中まで親切に運んでくれる。チンゲンサイとネギのコリコリした感触や白ゴマの粒々も美味しいし、しょうゆベースなどと言いながら、ここまで芝麻醤をしっかり味あわせてくれるのだから何も文句はない。

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あえて言うなら近年の傾向の、担担麺にラー油混じりの激烈な辛さを求める人には、少々物足りないかも。あと本格的にお腹が空いた時にも量的に物足りない。可能ならば記者は、ラーメン店によくありがちなシメご飯が欲しいと思った。

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:麺づくり担担麺 醤油ベースのあっさり系

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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