【フルーティーな日本酒】福島県のオリジナル酒米×オリジナル酵母でできた『純米吟醸 福乃香』

 

福島県が新しく開発したオリジナル酒米「福乃香」と、同じく福島県が開発した酵母「うつくしま夢酵母」で造られた、福島づくしの純米吟醸酒が登場! 華やかでソフトな味わいの『純米吟醸 福乃香』をいただいてみた!

 

福島県オリジナルの酒米、酵母で福島ならではのお酒

ほまれ酒造(福島県)は、創業100年を迎える日本酒メーカー。喜多方の地で風土・水・米・技にこだわり、最高の日本酒を提供し続けている。今回は、福島県オリジナルの酒造好適米で造られた『純米吟醸 福乃香』(720ml瓶・希望小売価格 税込1,650円・数量限定販売)をご紹介しよう。

『純米吟醸 福乃香』に使われる酒米「福乃香」は、高品質な日本酒造りのために開発された福島ブランドの新品種だ。お酒の仕上がりは、やさしく柔らかい口当たりで、フルーティーな香りが特徴。

 

また、日本酒の味の決め手の一つになる「精米歩合」は、従来50%だったところを55%に変更されたことで、気品あふれる香りはそのままに、より「福乃香」の特徴が発揮され、さらに美味しくなった。

シルバーの文字が印象的な、潔いラベルデザインが美味しさを物語っているようだ。実は『純米吟醸 福乃香』は、フランスで開催されている日本酒コンクール「Kura Master」で、2023年度の純米酒部門において1090銘柄の中から「プラチナ賞」に輝いた銘柄。審査員はフランスのトップソムリエたちという権威あるコンクールだ。

 

期待感が高まる中、はやる気持ちを抑えていただいてみよう。

 

フルーティーな香りにやさしい甘さで飲みやすさ抜群!

飲む前には軽く冷やしておくのがお勧め。また開栓したら、忘れず冷蔵庫に入れよう。

ほんのりと黄みを帯びた色合いが、しっかりした風味を連想させる。

バナナやメロンの果実を思わせるような、吟醸酒独特の芳香だ。

グラスを覆う水滴が、冷酒ののど越しの良さを想像させて、早く飲みたい!

何だろう、辛口なのに心地よい甘さがある。それに、舌の上でわずかに発泡を感じる。どっしりとしたお酒の感覚が、のどの奥にじわ~っと広がるが、やさしい甘さのせいか、とても飲みやすい。

アルコール度数は16%と、日本酒としては一般的な度数になるが、微発泡が清涼感につながっているのだろうか、風格の中にも軽やかさがある。

しっかりした吟醸酒の風味が楽しめて、甘さも感じる不思議なやわらかさ。とはいえ、やはり後味は辛口ですっきりしている。微発泡を感じることもあり、飲みやすさを後押ししてくれる隠れた魅力。ワイングラスでも合う、華やかな香りを満喫しながら飲みたくなるようなお酒だ。

 

香りと一緒に楽しめるよう、お料理はあっさり系のものと合わせたい。和食の王道ともいえるお刺身や天ぷら、板わさ、また鮎の塩焼きのような苦味とも相性がいいようだ。

 

「福乃香」と「うつくしま夢酵母」で造られた福島県らしい日本酒『純米吟醸 福乃香』は、オンラインショプにて発売中。

 

※お酒は20歳になってから楽しもう

 

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記者

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白山ぷりん

食は人生そのもの。おいしく作る・おいしく見せる・おいしく食べる、を楽しむフードコーディネーター&ライター。

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photo by 尹哲郎

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