【新感覚和菓子】名古屋尾張の新銘菓! 瓜の粕漬け入り『まるどら』を食べてみた

 

名古屋にある和菓子の老舗とお漬物の老舗がコラボレーションして誕生した『まるどら』。餡に「瓜の粕漬」を刻んで練り込み、生地に酒粕を練り込んだ創作和菓子。ふんわりとした甘さとカリッとした食感が今までにないおいしさを生み出している。

 

お漬物屋さん×和菓子屋さんが作った新感覚の和菓子『まるどら』

丸越(愛知県)は大正3年創業の老舗漬物メーカー。醬油漬け、酢漬け、ぬか漬け、塩漬け、キムチなど、様々な漬物を作り続けている。100年以上の歴史を持つ「丸越」が、同じく150年を超える歴史をもつ同郷の老舗御菓子所「松河屋老舗」とコラボレーションして誕生したのが今回ご紹介する『まるどら』。

『まるどら』(85g×1個・希望小売価格 税込378円・発売中)

 

瓜の粕漬をおいしさと食感のアクセントに

新感覚の和菓子ということで、餡の中に細かく刻んだ瓜の粕漬が入っているのがポイント。「どら焼きにお漬物?」とドキッとするかもしれないが、その食感とおいしさにきっと驚くはず。いわゆるお漬物という感覚ではなく、コリッとした食感のフルーツが入っているようなそんなイメージに近い。クセがないだけでなく、ふんわりとした生地と上品な甘さが引き立つ逸品。

直径約9㎝(※記者調べ)のやや大きめのどら焼き。表面の焼き印は丸越のロゴマーク。創業当初は、⾼級⽠漬の製造販売を行っていた丸越。⽠漬をより⾷べやすく身近に感じてもらえるようにと、お菓⼦として提供することを考案 。 

粕漬に使われている瓜は、愛知の伝統野菜でもある「かりもり」という品種を採用。じっくりと塩漬し、脱塩、下味漬、粕漬と工程を重ねて出来上がった「瓜の粕漬」は芳醇な香りと深い味わい、カリッとした食感に仕上がっている。

 

ふんわり香り高い生地と白餡の上品な甘さ

エネルギー:297kcal、たんぱく質:7.6g、脂質:2.8g、炭水化物:60.3g、食塩相当量:0.08g

また、どら焼きの皮となる部分の生地に酒粕を練り込んでいるのもポイント。

ベースとなる餡は、国産の手亡豆を使った白餡。そこにダイス状にカットされた瓜の粕漬が入っている。

冷茶とともに頂いてみよう。酒粕のいい香りがふわりとする。生地にはみりんも使われており、しっとりふわふわ。香り高いふんわり生地の中に、白餡のおいしさと瓜の粕漬の食感がアクセントになる。

 

お漬物ならではの食感と酒粕の風味が調和して和菓子のおいしさを高める

コリッ、シャキッとした食感は、スイカのお漬物やりんごの甘煮などの食感がイメージしやすいかも。確かに「瓜の粕漬」であるということは分かるのだが、クセがないので食べやすく違和感がない。フルーツのような食感や歯ごたえを感じさせ、粕漬のやわらかな風味が口の中で弾ける。

酒粕が使われているので、ちょっぴり大人向きかもしれない。芳醇な香りが奥深さを感じさせる。

 

ここでしか味わえない和菓子を手土産に

存在感もあり、食べ応えがある「まるどら」は、おうちで和カフェ気分を楽しみたい時や、おもたせや差し入れにもおすすめ。常温での保存が可能で、賞味期限も約47日間と長め。

1個売りの他に、ギフトにおすすめの箱入りタイプ「まるどら詰め合わせ 5個入り」(税込・送料込2,052円)、「まるどら詰め合わせ 10個入り」(税込・送料込4,050円)もある。

 

今回ご紹介した『まるどら』は、丸越オンラインショップ、丸越の一部店舗、金シャチ横丁にあるお土産専門店「えっさほいさ」で発売中。

 

公式サイトはこちら

記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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