プロレスリングでeスポーツ!『ぷよぷよチャンピオンシップ SEASON3 STAGE3』が開催!

 

国民的パズルゲーム「ぷよぷよ」のeスポーツ大会として、セガが主催するジャパン・eスポーツ・プロライセンス認定大会『ぷよぷよチャンピオンシップ SEASON3 STAGE3』が2月27日に行われた。賞金100万円と『ぷよぷよファイナルズ SEASON3』の出場権をかけた戦いの模様をレポートしていこう!

 

気力を振り絞った激闘も! プロ選手同士の戦いを制するのはどの選手!?

直近の大会は東京・大崎のセガサミーグループ本社にて行われていたが、今回は舞台を浅草花やしき「浅草花劇場」へ移して実施された。会場は赤コーナー・青コーナーにわかれたプロレスリングの中央で試合を行う趣きとなっており、いつもとは違った雰囲気で大会は進行していくことに…!

コロナ禍もあり、大会は無観客試合で行われ、ネット配信が実施された。大会MCは、おなじみの椿彩奈さんと橘ゆりかさんが担当し、ゲスト解説をプロ選手のTomさん、momokenさん、えちごさんが各試合を盛り上げる。

波乱が起きたのは準々決勝。前回大会『SEASON3 STAGE2』優勝者にして、最年少プロゲーマーのともくん選手が準々決勝で敗退する展開にどよめきが走る…。そんなリングに感化されたのか、攻撃の応酬が目立つ激しい試合内容が続いていくことに。

四天王としてシード権参加となったともくん選手を破り、準決勝に進出したMATTYAN選手。そして2大会連続で四天王となったfron選手、ぴぽにあ選手、SAKI選手が準決勝に進出した。

準決勝からは「ぷよぷよ」に登場するキャラクター・ささきまぐろの声を担当する声優・石狩勇気さんがリングアナを担当。

石狩勇気さんによる実際のプロレスのような生ボイス呼び込みにより、選手たちがリングインしていく!

MATTYAN選手とfron選手が対戦する準決勝第1試合は、1セットずつ取り合っての最終セット。勢いに乗るMATTYAN選手だったが、最後はfron選手が落ち着いたプレイで粘りを見せて逆転勝利を飾った。 

準決勝第2試合は、ぴぽにあ選手とSAKI選手のマッチアップ。1セット目、お互いに連鎖を打ち合い「ぷよぷよ」では珍しい持久戦に突入する…! それぞれ気力を尽くした最終セット、大激戦をぴぽにあ選手が制して2大会連続の決勝戦へ進出を果たした。

決勝は青コーナーにfron選手、赤コーナーにぴぽにあ選手となり、試合前にお互いに意気込みが聞かれることに。

fron選手からは「ついにここまで来ました。決勝でぴぽにあさんを倒すと(各試合後の)インタビューで話していたのですが、まさか実現するとは…」と感慨深いコメントが発せられる。

ぴぽにあ選手からも「2年前くらいから決勝で会おうなと言っていて、ついにこの場所で戦えるのは嬉しいですね。この試合は死闘になると思うので、生き残った方が勝つと思います!」と熱い回答が…!

これまでの対戦的には、ぴぽにあ選手に軍配が上がるものの、直近はfron選手もぴぽにあ選手に迫るコンディション。どちらが勝ってもおかしくないライバル同士の激突が始まる…。

「連鎖で会話をしている」と実況席からもあがるほど、紙一重の試合運びとなった決勝戦。fron選手が初戦を制すも、そこからぴぽにあ選手が一気に攻勢に! 

勢いを掴んだぴぽにあ選手が、そのまま2大会ぶりの優勝を掴み取った。

試合後に行われた表彰式では、上位4名に四天王ジャケットが贈呈。さらに「ぷよぷよ」シリーズプロデューサー ・細山田水紀さんより、ベスト4のSAKI選手とMATTYAN選手に10万円、準優勝のfron選手に30万円、ぴぽにあ選手に100万円が渡された。

優勝者インタビューにて「個人的にはまずまずだったんですが、fron君がちょっと焦ったのかな」と決勝戦を振り返る。優勝賞金の使い道について聞かれると「いま完全にぷよぷよ1本で食べているので、(100万円は)生活費そのものです」とコメントした。

 

直近の大会でも安定した戦績を残しているぴぽにあ選手。3月に行われる『ぷよぷよファイナルズ SEASON3』も制することができるのか!? 注目しよう!

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記者

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加藤 真大

神奈川県在住。“何でもためしてみる”が信条。出版社勤務時代から仕事のお供はカップラーメン&コーヒー。ゲーム&アニメにも造詣が深い。

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photo by 尹 哲郎

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