初めて食べるのに懐かしい!?沖縄で50年以上愛され続ける即席麺とのコラボカップ麵『オキコラーメンBIG チキン味』発売

沖縄のソウルフードとも呼ぶべきオキコラーメンがカップ麵化

 

沖縄のソウルフードともいうべきオキコラーメンをご存知だろうか。チキンベースの懐かしい味わいとまろやかな香りが特徴の袋タイプの即席麺「オキコラーメン」である。今回カップ麵『オキコラーメンBIG チキン味』となって手軽にその味を楽しめるようになった。。

 

昭和レトロなデザインと味わい。優しさのあるチキンスープが心をホッとさせる

オキコラーメンは、1966年にオキコ株式会社(沖縄県中頭郡)が開発した沖縄県初の即席麺。発売当初から多くの県民に愛され続けてきたが、激化の進む即席麺市場に推されて惜しまれながらも1998年に生産を中止した。

 

しかし、多くの県民から復活を望む声があがり、2006年に製造を本土の乾麺メーカーに委託して復刻商品を発売。サイズはマグカップに入る縮小サイズとなったが、税抜158円と手頃な価格となり、おやつから主食まで食べられるご当地即席麺として親しまれている。

今回検証するのは、エースコックとのコラボ商品である『オキコラーメンBIG チキン味』(85g麺78g・希望小売価格 税抜220円・2019年7月1日発売)。袋タイプのオキコラーメンをカップ麵にしてより手軽に食べられるようにしたもの。

パッケージは、赤と白を基調としたレトロ感を引き継いだ昭和風のデザイン。可愛らしい男の子のキャラクターは健在だ。

1本あたりのエネルギーは362kcal、糖質は約52.5g

味わいはオキコラーメンの優しさの再現しながらも、沖縄県民だけでなく誰からも好まれるような安心感のある一杯に仕上げられているとのこと。それではソウルフードとも称されるその味わいを確かめてみよう。

かやくがたっぷり入っている

作り方はいたって単純。お湯を入れて3分待つだけ。小袋や調味料などはないので非常に分かりやすい。

内側の線まで注ぐだけ

蓋を開けるとまろやかなチキンの香りがふんわりと鼻孔をくすぐる。食べたことはないのに、確かに懐かしい記憶を呼び起こされるような感覚だ。

麺は角刃の油揚げ麺。ズルズルッと啜ると、ほどよい硬さがあり食べ応えのある食感に仕上がっている。麺自体にも味がついているため、しっかりと噛みしめられるのが面白い。

スープはチキンをベースに、玉ねぎの旨味に胡椒のなどの香辛料でアクセントをプラス。麺だけでは感じにくいが、スープ単体で飲むとあっさりとしながらもしっかりとした味を楽しめる。現在主流のカップ麵のような複雑な味わいではなく、とてもシンプルでわかりやすい。だからこそ懐かしさを感じるのだろうか。

角刃の麺は少しおやつの乾麺を思わせるような触感と見た目

かやくは味付鶏肉そぼろ、卵、ねぎ、なると。本家には含まれていないので、ここはエースコックとのコラボ商品ならではのポイント。ほどよく味の付いた鶏肉そぼろやふんわり食感の卵がシンプルなオキコラーメンと交わり、より美味しく食べることができる。

たっぷり入った具材が程よいアクセントとなって飽きずに食べられる

初めて食べたのに懐かしさを感じる一杯。お酒を飲んだ後に食べるラーメンのような食べ方にもぴったりだろう。全国のスーパー、コンビニで発売中。

 

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記者

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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