書類に曲げ跡をつけずにいつまでもきれいなままめくれる『CLIP』は町工場技術の結晶!

ミニマリズム的なルックス

 

第27回 日本文具大賞(ISOT)2018の機能部門で優秀賞を受賞した『CLIP』。そのものズバリの名前だが、ここには日本が誇る町工場の技術を駆使してデザイナブルに仕上げたクリップ。ただのクリップじゃないけど、名前はクリップ。factory+stationeryでFactioneryというシリーズだ。

 

精密バネの設計・開発・製造メーカーの職人技術を活用、デザイン性たっぷりの高品質文具に!

株式会社モールドテック(神奈川県藤沢市)の『CLIP』(ステンレス製・5個入り・希望小売価格 税抜650円・発売中)はシンプルなルックスで、机上に置いてあってもつい普通のクリップだと思って見過ごしてしまいそうになるが、よくよく見れば、実に不思議な形をしている。

これは西村拓紀デザイン株式会社がディレクションし、金型製造メーカーの株式会社モールドテックが精密バネの設計、開発、製造会社の五光発條株式会社の技術で作り上げた町工場の技術のスイを集めたクリップ。

ただよくよく見ても、単独ではクリップというには不思議な形。

それを横に並べると、何かを感じる。つまりクリップ上部の各凹凸を組み合わせ、連結して使う。なるほど、これは不思議だ。

企画書などの書類の端は、通常ステープラーで綴じられるか、ダブルクリップでガシッと固定される。ただそれだと隅の方が隠れがちだし、きれいな書類が折れ曲がってしまう。そんな時にこの『CLIP』。本体下部で普通のクリップとして必要最低限の力で紙を挟み、ページ数ぶん、『CLIP』を連結することで、360度ページがめくれるようになる。

コツは最初にページ数ぶん連結しておくこと。最初に書類をクリップしてから合体させようとすると、順にクリップ位置がずれていくので、難しい。合体させた後にすっすっと差し込んでいけばいいのだ。

なるほど書類がきっちり最後までめくれるのは気持ちがいい。見た目もいい。美しい。しかしちょっとここで問題が。クリップした書類を乱暴に扱うと、取れてしまうのだ。なので丁寧に扱ってもらえる人に渡す時に使用した方がいいかもしれない。

入手は公式サイトなどで可能だ。

 

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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 髙水弐徳

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