『カップヌードルビッグ “謎肉祭” 肉盛りペッパーしょうゆ』空白期間を乗り越え愛された肉・10倍量を食べた!

1971年に登場した「カップヌードル」。そこに入っていた何だかよくわからないが美味い塊こそが通称・謎肉。2009年に一度は消えたものの熱烈なラブコールで6年後に復活したそれが、10倍量入ったファンなら誰もが夢見た製品、『カップヌードルビッグ “謎肉祭” 肉盛りペッパーしょうゆ』を食べてみた。

一面に謎肉が敷き詰められたまさにファンが夢見た光景がここに!

謎肉とは正式名称・ダイスミンチという豚肉の塊の通称だ。そして良くも悪くもカップ麺ファンの味覚に刻まれていた謎肉が、歯ごたえがあり肉感の高い「コロ・チャー」に切り替えられ姿を消したのが2009年3月。ところがファンの熱烈なラブコールにより、2015年4月に復活することとなる──。

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そんな謎肉ヒストリーを考えると、日清食品の『カップヌードルビッグ “謎肉祭” 肉盛りペッパーしょうゆ』(106gうち麺85g・希望小売価格 税抜205円・2016年9月12日発売)の登場は実に感慨深い。一度は引退を余儀なくされた謎肉が、ここに来て主役となったのだ。しかも公式では初めて「謎肉」の名称を採用される事態にまでなった。ちなみに歴代具材の中で、一番人気なのが謎肉で、ファンの声に応えての10倍化ということらしい。

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奇しくも45周年のこのタイミングで、輝かしい冠商品の誕生だから、記者の胸も熱い。それでは涙で塩辛くなってしまっては困るので、早めに食べていきたい。

肉に次ぐ肉、これでもかの謎肉攻撃で肉感は史上最大に!

蓋をめくって驚いた。まさにゴロゴロと謎肉が敷き詰められて、麺がほとんど隠されているではないか。これは夢かと、謎肉好きのファンなら頬をつねるだろう。まあ冷静に考えれば自分の好きなトッピングが選べる「カップヌードルミュージアム」(横浜市中区)に行けばできないことはないが、地理的な制限もあることだし。

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さらに冷静に考えれば、ここにはどうやら謎肉とは違うコロ・チャーも混じっているので、正確には一面に謎肉とも言い難いという面もある。ただ肉眼ではほとんど区別がつかないのが正直なところ。

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味はコショウを効かせたしょう油味で、かやくは謎肉(味付豚ミンチ)、味付豚肉(コロ・チャー)、ネギ、レッドベルペパーの4種。麺はいつものカップヌードルの細くてツルツルした油揚げ麺だ。謎肉を蹴散らしながら熱湯を注ぎ、待つ事3分、いよいよ『カップヌードルビッグ “謎肉祭” 肉盛りペッパーしょうゆ』の完成である。

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見た目はもうコロコロとした謎肉の嵐。ムワッといつものカップヌードルではありえない肉々しい香りが沸き立つ。これは強烈。コショウをきかすという選択をしたわけがよくわかる。

食べても食べても、肉……、あれ、エビもタマゴもいない!?

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スープがもう肉汁満点の味わい。確かに謎肉エキスが満ち溢れている。まあ謎謎言っているが、その原材料名は明かしてあり、謎肉(味付豚ミンチ)がアメリカと日本産の豚肉であり、コロ・チャーはカナダと日本産の豚肉なので、本当は謎ではないのだけれど。

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麺に絡んでくる謎肉は数回に一度というのが今までの相場だったわけだが、この『カップヌードルビッグ “謎肉祭” 肉盛りペッパーしょうゆ』の場合は、ほとんどもれなく付いてくるのがすごい。しばらくは感動とともに食べた。いつか謎肉だらけのカップヌードルが出ればいいのにというのはここ「おためし新商品ナビ」の記事でも書いた記憶があるが、まさに夢だったのだから仕方がない。

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ところが食べ進むうちに気がついた。あれ、エビがいない、タマゴも!? そう、この『カップヌードルビッグ “謎肉祭” 肉盛りペッパーしょうゆ』は、謎肉祭ということで、おなじみのエビとタマゴがカットされていたのだった。これは衝撃。確かに謎肉だらけはうれしいが、三者のハーモニー(コロ・チャー入れると四者)が美しかっただけに惜しいと感じた。中でもエビの存在感はなかなかに重要だったんだなあとつくづく。

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もちろんカップ麺ファンなら必ずや楽しめるはずだし、カップヌードル好きならまさに夢の商品なので、たとえ”過ぎたるは及ばざるが如し”の感想を結果的に抱くとしても、味わうべき一品であることは間違いない。

 

ということでカップヌードル・ファンの記者は、今度はエビ祭を強く希望したいと思う実食であった。

 

オススメ度:(絶対におすすめ)
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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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