『ポトットプラス<アボカドオイル×アボカド&チーズ味>』オイルでシェイク/低カロリーだが手汚れ必至!

2月29日に全国発売された湖池屋『ポトットプラス(Pototto+)<アボカドオイル×アボカド&チーズ味>』は、油で揚げずに仕上げられたヘルシーなポテトスナックだ。メーカーでは「心の乾きとお腹の乾きに悩む世の女子たちへ」と銘打ち、OLなど働く女性をターゲットに売っていきたいように見えるが、果たして本物志向の女性たちに受け入れられるようなスナックなのだろうか。チェックしよう!

揚げていないポテトスナックで人は満足できるのだろうか…

ポテトチップスを含むポテトスナックは通常、油で揚げてあるが、この『ポトットプラス(Pototto+)<アボカドオイル×アボカド&チーズ味>』(27g・スーパー、コンビニ等で購入可能。実売価格は税抜150円程度は油で揚げずに仕上げ、後からオイルをかけても従来のポテトチップスに比べて油分を約50%カットしたという。

 

正直、美味い物はカロリーが高いというのが相場だが、それに対して湖池屋が打ち出す答えだとも言える。また、このポトットプラスはオイルをかけてシェイクすることで、味わいが一変するという特徴がある。このあたりを中心に、実際に食べてみて判断してみたいと思う。

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とは言え、原材料表示を見てもらえればわかるとおり、馬鈴薯(ジャガイモ)に次ぐ量の原材料は「植物油」。どういった製造工程を経ているのかうかがい知ることはできないが、まったくのノンオイルというわけではない。内容量はアボカドオイルを含めて27g。同社の主力商品であるポテトチップスのMサイズが60gなので、ほぼ半分弱といった内容量だ。

 

ノンフライだが後入れオイル/手を汚すのは避けられない!

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このポトットプラスの最大の特徴は、オイルを後から加えて味を変化させることにある。まずは、オイルを入れずにひと口。チーズの風味が好ましい、軽快な歯ごたえのスナックだ。これはこれで薄味ながらもおやつとして成立している。さあ、それではオイルを注入し、フタを閉めてシェイクシェイク!

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これは想像されたことだが、紙のフタを改めて閉じるというのは非常に不安定。写真を見てもわかるように、激しくシェイクすると中身が飛び出しかねない。そうかと言って、慎重に振るのではオイルがスナックになじまない。コストが掛かってしまうが、プラスチックの密閉できるフタを用意してほしかった。

 

さて、アボカドオイルを加えたわけだが、味をチェックする前に懸念材料があった。それは、オイルを加えることでスナックがベトベトしないかということ。手でスナックをひとつ取り出してみたが、懸念は的中してしまった。

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やっぱり、指先がオイルで汚れてしまった。スナック菓子を食べる際は、手が汚れることはある程度覚悟しなければならないが、液体が注入されることによる指先の不快感は、文字どおり「拭えない」。これを避けるためには、箸で食べるというスタイルがオススメだ。

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さて、肝心の味だが、これは少し塩分過多なのではないかというぐらい塩辛い。人によって味覚は異なるので、濃い味が好みの人には良いのかもしれないが、記者には少ししょっぱく感じた。ただ、アボカドとチーズの組み合わせは非常に相性が良く、お酒のつまみとしては申しぶんない。

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小腹を満たしたいという女性に向けた商品ではあるが、男性が晩酌のお供に食べるのも全然アリという印象を受けた。むしろ、カロリーを抑えてあるため、酒量が多くなりがちな人は選んでみるのも良いだろう。なお、ポトットプラスは2種類の商品展開で、もうひとつは「ポトットプラス(Pototto+)<オリーブオイル×ハーブ&ソルト味>」で、こちらもサッパリとしてオススメだ。

 

オススメ度:(良い商品です)
公式サイト:ポトットプラス

記者

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タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である取材ライターの傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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