『KENDAMA THE JAPAN(たこ焼き/開運/歌舞伎/忍者/舞妓)』ユーモラスなデザインのけん玉!

戸時代から日本の庶民の遊びとして親しまれている民芸玩具の一つけん玉。それが、1970年代後半には競技用として普及し、スポーツとしても地位を確立。さらに2010年頃にアメリカの若者が日本土産のけん玉でヒップホップのリズムに合わせてパフォーマンスしたYouTube動画が評判になったところから「KENDAMA」として海外でも人気を博している。株式会社パンクス(大阪府大阪市)はそんな流れでユーモラスでデザイン性の高い『KENDAMA THE JAPAN(たこ焼き/開運/歌舞伎/忍者/舞妓)』(木製:高さ18cm×横幅7cm×奥行6cm・対象年齢6歳以上・参考価格 税抜2350円・発売中)を発表した。

 

ちなみにけん玉の一番大きな玉を乗せる部分を大皿、その反対側を小皿、グリップ底部にある皿を中皿という。尖った先端部はけん先と呼ぶ。技には♪もしもし亀よ〜 と歌いながらリズミカルに中皿と大皿に乗せていくものを筆頭に数限りなくある。そのひとつとして、小皿→大皿→中皿→けん先と乗せていく「世界一周」がある。だいたいそこら辺で飽きが来て、部屋の片隅に追いやられるのが通常のけん玉の運命だろう。

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その他の技について、詳しくは「日本けん玉協会」のサイトを参考にしてもらいたい。

まあ、この『KENDAMA THE JAPAN(たこ焼き/開運/歌舞伎/忍者/舞妓)』の魅力のツボは恐らくそこではない。特徴はやはり玉部分のデザイン。聞こえよく言えばクールジャパンなイメージのスタイリングに秘められた面白アイデアデザイン。日本のデザインを見事にかっこよくけん玉にまとめ上げた。

 

たこ焼き TAKOYAKI KENDAMA

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中でも一番一発芸要素が高いのがこれ。日本の中でも大阪を代表するジャンクフードの代表格・たこ焼きをけん玉にするとは画期的。本物とは違ってつやつやした表面のたこ焼きは、けん先にプスッと刺さると非常に達成感がある。グリップ下部にタコのイラストが描かれているのが、芸が細かい。

 

開運 KAIUN KENDAMA

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開運といえばだるま。もちろん真ん丸になってはいるけれど、それなりに遊んでいてご利益があるような気がしてくるから不思議だ。おめでたい紅白のカラーリングはオブジェとしても魅力的。普段から飾っておいて、思い出したように遊ぶのがいいだろう。片目がまだ入っていない状態というのも芸が細かい。

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ちなみに玉部分に「必勝」、グリップ下部には「開運」の二文字が。受験生のお守りとしても良いかもしれない。

 

歌舞伎 KABUKI KENDAMA

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デザイン的に一番インパクトがあるのがこれ。外国人が一番喜びそう。白地にくっきりとした歌舞伎メイクを施した顔面が、あちらこちらに跳びまわる様は実にシュール。記者はこれが一番気に入った。グリップ下部には「歌舞伎」の文字。ゴールデンボンバーの樽美酒研二ファンにも好まれそう。

 

忍者 NINJA KENDAMA

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外国人人気の高い忍者モデル。顔つきが若干アメリカン・カートゥーンな感じもしなくはないが、黒で統一されたデザインはクール。グリップ下部は忍者全身のシルエットが描かれている。

 

舞妓 MAIKO KENDAMA

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