えっ!?なにこの大きさ!?『超ギガプリン3.0』で憧れの大きなバケツプリンを作ろう!30人分作れるぞ!

式会社タカラトミーアーツが、またしてもとんでもないものを作ってしまった。店頭で販売されているプリンの約30倍の容量を大型バケツプリンで作ることができる『超ギガプリン3.0』を発売するのだ。

 

大型のバケツプリンと言えば、2008年にタカラトミーが発売し話題となった『ギガプリン』がある。それと何が違うのか、『超ギガプリン3.0』というくらいなので、サイズがさらにパワーアップしてなんと150%も大きくなっての登場だ。もちろんプリンの容量も増えて、3リットル!前作ギガプリンは約2リットル。実に30人分(学校のひとクラス分)のボリュームとなっている。

また見た目だけで終わらないように、プリンの味にもこだわっている。少しでも多くプリンを楽しめるように、甘さを控えめに飽きがこないような味を目指してプリンの素を調合。そして、2リットルの牛乳を加えることで、よりなめらかな味わいになっているのだとか。とにかくまずは作ってみよう。

 

大きなボウルや鍋が必要だ!

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セット内容は、本体バケツ、ギガスプーン、プリンの素、カラメルソースの素、取扱説明書。バケツの大きさはW220mm×H230mm×D220mm。

牛乳は2リットル必要!

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用意するものは、牛乳2リットル、水、お湯(カラメルソース用)。繰り返すが、牛乳は2本必要!そして、これだけの量を作るための大きなボウルや鍋、泡だて器も必要になってくる。

超ギガプリン3.0を作るぞ!

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1:まずは鍋に牛乳1リットル分と水700ccを入れて、沸騰寸前まで火にかけて温める。
2:プリンの素を加えて、泡だて器で混ぜよう。ダマになりにくく、溶けやすいので、特にコツはいらない。
3:次にこのプリン液をバケツに流し込み、4:さらに残りの牛乳1リットルを加えてよく混ぜ合わせる。
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次にカラメルソースを作る。
5:カラメルソースの素にお湯100ccを加えて、6:泡だて器しっかりと溶かす。

7:ゆっくりとプリンの中へ流し込む。比重が重いので、後から加えても底にカラメルソースがたまる。

そして、フタをして冷蔵庫で10時間以上冷やす。
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フタはあまりしっかりとはまるタイプではないため、テープで固定しておいた方が安心。また、プリン液がまだ温かい場合は、粗熱が取れてから冷蔵庫に入れると良いだろう。ここまでの過程で、プリン液の量はかなり多いが作り方は全く難しいことはない。

冷蔵庫に入らない!?

さて、ここでトラブル発生!

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冷蔵庫に入らないではないか!!あまりの大きさゆえに、このバケツを入れられるスペースがない。この大きさに見合う冷蔵庫をお持ちの方は そんな事は気にしなくても良いが、 記者宅の冷蔵庫はごく普通の冷蔵庫。暑い季節の真っ只中なので、食材もたっぷり冷蔵庫に入っており、とにかくスペースがない。 スペースがないどころか、まずこのままでは入れることが出来ない・・・。野菜室に入れてみようかと思ったが、微妙に高さがありひっかかってしまう。
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仕方ないので、冷蔵庫の棚を1段はずして、バケツを入れることにした。何とか10時間以上冷やすことに成功。
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超ギガプリン3.0を受け止める皿なんか持ってない!

そして、第2のトラブル発生。『超ギガプリン3.0』を受け止めるだけの大きな皿がない!いや、大きな皿はあることにはあるのだが、記者はピザなどをのせるような平らなものしか持ち合わせていなかった。 この大きさのプリンを平らな皿に乗せてしまっては、滑った時に大変だ。 出来れば、お皿の淵が少しカーブしているものがいいのだが、そんな皿は持っていない・・・。

 

救世主!フライパン!

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そこで目に飛び込んできたぴったりなもの!フライパンだ!『超ギガプリン3.0』の直径は22cm。フライパンの直径は26cm。淵もカーブしているし、 これなら超ギガプリンをしっかりと安定して受け止めてくれるに違いない。もし大きなお皿がなければ、フライパンで代用してしまおう。

プリンがしっかり固まってひっくり返せない!

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そして、さらに第3のトラブル。説明書には、「バケツをひっくり返すとドスンという音とともにプリンがお皿に落ちてくる」と書いてあるのだが・・・何をやってもプリンが落ちてこない。バケツをゆすっても、少し斜めにして空気を入れようとしてもビタッと底に張り付いたままなのだ。

なんとか出てきた、『超ギガプリン3.0』!!!

とにかく、バケツとプリン本体の間に空気を入れるしかない! セオリーとしては容器の側面を叩くことである。プルンと波打って空気が入り込むのだ。充填豆腐であればこれで解決するケースが多いのだが・・・まあそれでも出てこない。

あらためて取扱い説明書をチェックすると「スプーンでプリンと容器の間に隙間を空けて空気を入れるべし」との記載が! 結果、ドスンとフライパンにプリンが落ちていった!

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バケツを外してみると・・・これが3リットル分の『超ギガプリン3.0』。
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カラメルソースは綺麗に分離はされていないが、一応底にたまっていた。

プリンは固め!

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これだけの大きさなので、簡単には崩れないようにしっかり弾力のあるやや固めのプリン。かなり、食べ応えがある。いわゆる本当の卵を使って作られたプリンではないので、それと比べてしまうと本物のプリンの味わいとは程遠いが、まぁこういうのもアリだろう。決して、パティシエさんが作るプリンをイメージしてはいけない。甘さ控えめということであったが、記者には一口目から思いっきり甘かった。 (※味覚の感じ方には個人差があるのでご了承頂きたい。)
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100g分取り分けてみても、残っているプリンの量の多さがすさまじい。

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対象年齢は15歳以上。
プリンの素を混ぜたりなどの作業は子供でもできるが、やはりこれだけの重量なので、鍋からプリン液をバケツに移す作業などは大人の仕事。

とにかく”でっかい!”を楽しむ

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これだけの大きさ。とにかく”でっかい!”を楽しむのがポイントだ。やはり大人数集まる時にオススメ。パーティーなどで”ホールケーキ”ならぬ”ホールプリン”として登場させたり、 学校行事などにもいいかもしれない。

これからの季節なら、文化祭などの打ち上げにみんなで『超ギガプリン』で盛り上がったら楽しそうだ。体育祭、文化祭、学園祭、ハロウィン、クリスマス、お正月とこれからのイベントシーズンに、この大きさと迫力をみんなで共有してみてはいかがだろうか。
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もちろん、独り占めしたって構わない。「人生で一度プリンを飽きるまで食べてみたかった!」「大きなバケツプリンを食べるのが夢」そんなあなたの夢も叶えてくれる。しかし、恐ろしいことにこのプリンのカロリーは未知数。タカラトミーアーツも現時点で、総カロリーは発表していない。

『超ギガプリン3.0』を作る時のポイントをおさらい!

作る時に忘れてはいけないのが、これだけの量を作ることが出来る鍋やボウル、冷蔵庫のスペースの確保、そしてギガプリンを受け止められるお皿の準備だ。プリンの作り方はとても簡単でコツいらず。

希望小売価格は3,980円(税抜) 2015年10月下旬発売。

憧れの大きな大きなプリン。こんなプリン、夢だった!というあなたはぜひ作ってみよう。

オススメ度:(面白い)
公式サイトはこちら

記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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