『カップヌードル パスタスタイル ボンゴレ』湯切りして味わうイタリア人が認なかった旨味パスタの究極進化系!

清食品がついにカップ・パスタに挑戦ということで話題を呼んでいるのが『カップヌードル パスタスタイル ボンゴレ』(86gうち麺75g・希望小売価格 税抜198円・2015年6月29日発売)。わざわざ現地まで赴いてイタリア人の86%が「パスタと認めない」と言われたという自虐的な流れのCMでも評判。実際のところはどうなのか、食べて確認してみた。


フタをめくると中身は太ストレート麺製法で作ったという油揚げめんが顔を出す。

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具材のアサリと輪切りの赤唐辛子はすでに入っている。湯入れして5分。

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そして何よりの特徴が湯切り。カップ焼きそばのように湯を切るのだ。

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湯を切っている時に多少麺のかけらと唐辛子が流れでてしまうのはご愛嬌。仕上がったらその上に後入れで粉末スープと調味オイル。ふわっと香るのは確かにボンゴレの香り。

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一口食べてみる。アルデンテ、とまではいかないが弾力の良い太麺はかなりパスタ的な味わい。さらに強力なガーリックと唐辛子のピリ辛とアサリの濃厚な風味にオリーブオイルがあいまって、かなり美味しい。

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イタリア人にパスタとしては否定されたというのもわかる。旨味が強烈で、どことなく中華な印象を与えるからだろう。さらにもっちり食感とプリッとした歯切れ=アルデンテを目指してはいるけれど、あくまでカップヌードルの麺というのも不思議な感覚。

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ただ近年のカップヌードルの洋風路線の極めつけともいうべきこの味わいは、強力に美味! カップヌードル文化を知らないイタリア人には理解し難いかもしれないが、この中華でなく和風でもなくもちろんイタリアンでもない独特の美味しさこそが、カップヌードルの無国籍な旨さなんだと思うわけで。

この美味しさを知っている日本人に生まれて良かったと思うくらい、カップヌードル独特の美学に満ちあふれた冒険作。ラーメンでもなくパスタでもなく、でも旨いというこの価値観は世界を席巻してもおかしくない味だと思う。

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パスタのように食べるカップヌードルという新しい文化は、今後の展開が楽しみになるくらい新鮮で楽しい美味しさにあふれていた。一度は食べてみるべし。

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オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:カップヌードル パスタスタイル ボンゴレ

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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