『マルちゃん 縦型ビッグ 進化 塩らーめん』最高レベルのキレを実現したスープは一気飲みしたくなる旨さ!

「TRY認定 ラーメン大賞2014-15」”しお”部門で1位に輝いた東京「町田汁場 しおらーめん 進化」とのタイアップで作られた東洋水産『マルちゃん 縦型ビッグ 進化 塩らーめん』(94gうち麺70g・希望小売価格 税抜205円・2015年5月25日発売)。多くの名店監修系カップ麺と同様に200円台に乗っているが、それだけの価値はあるのだろうか。

 

東京イメージの薄い町田市にて2007年にオープンした新興勢力の名店「町田汁場 しおらーめん 進化」。

 

 

看板メニューの「しおらーめん」であっと言う間に行列店に成長したという。

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さてそれがどの程度のものなのかぜひとも確認したい。
使用しているのは標準的な油揚げめん。かやくは味付豚肉、めんま、ねぎの3種類だが、薄く小さい味付け豚肉に関しては存在感がない。

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熱湯3分調理、ただタテ型のこのカップはかなりの薄手で、猛烈に熱くなる。お湯を入れてから移動させるのはかなり大変なので注意したい。スープカラーは塩ラーメン特有の緑がかった白色。チキンと魚介で仕上げたスープの香りはすでに極上だ。

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一口飲んでみる。鶏ガラと魚介のブレンド具合が見事なハーモニー。塩味ではあるけれどきちんと濃い味。旨味がたっぷり込められていて、目の覚めるような旨さに感動してしまった。

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麺はなめらかだけど硬さを残した太めの丸麺。それのみの味わいは普通だけれど、スープと合わさるとさらにまたハーモニー。キリリとしたスープを程よく絡めとって運んでくれるし、硬い食感がさらにキリッと感を増してくれて最高。

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正直具材は寂しい。ネギはそれなりの存在感があるが、メンマはともかく味付豚肉はほとんど存在意義さえ見えない。パッケージの印象は無視してかからないと相当がっかりするだろう。

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それでも奇をてらうことなく塩ラーメンの王道を深化させたこの味わいは見事。深みもあるし、旨味もあるし、キレがすごい。余計なものは考えずに、塩ラーメンとして麺を味わいたいという時にはベストの選択になるはずだ。価格的にも充分すぎるパフォーマンスがある。

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オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:マルちゃん 縦型ビッグ 進化 塩らーめん

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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