『サッポロ一番 大人の塩らーめん 薫るわさび タテビッグ』 シャープな塩スープがツ~ンと更に鋭角な味に!

タイプのインスタントラーメンの中で定期的に食べたくなるのが、サンヨー食品の「サッポロ一番 塩らーめん」。白ゴマと特有の香ばしい和風な味と香りはなかなかリプレイスできる商品がない。そんな中で登場したのが『サッポロ一番 大人の塩らーめん 薫るわさび タテビッグ』(96gうち麺72g・希望小売価格 税抜215円・2015年5月発売)である。何と和の香辛料の代表格を合わせてきた。

 

記者は昔から「サッポロ一番 塩らーめん」フリーク。その和風なイメージを際だたせるために、ほんのり緑がかった白いスープに、普段からかんずりや柚子胡椒などの和風調味料を使用して食べることも多い。ただわさびは思いつかなかった。考えてみれば確かにわさび茶漬けが定番なのだから、この組み合わせは決して不自然ではないはずだ。

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フタをめくるとすでに「サッポロ一番 塩らーめん」の塩気と香ばしさの絶妙なコラボレーションの香りが立ち、期待が高まる。この時点ではさほどわさび感は感じられなかった。具材は焼き目をつけたポークダイス、チンゲン菜、いりごま、かき卵、ねぎの5種。

油揚げめんにお湯を入れて3分。わさびなのかとミスリードさせるルックスのチンゲン菜が湯戻しされて大きく主張をしている。調理後はけっこうわさび。香りをぐんと吸い込むと心持ちむせそうなくらいしっかりわさび。

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問題は味だ。スープは熱い塩ダレとも言うべき本来のスープに、わさびが加わり、まさに大人の味わい。深みがあって、滋味がある。そして麺なのだが、やはり袋タイプとは味も食感も違うのは仕方ないが、少々あっさり目。カップ麺としては太麺でコシのあるタイプだが、油揚げめんとしてはかなりすっきりな部類に入るだろう。

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ビッグサイズとは言っても麺量は72gなので、そんなに食べごたえはない。ちなみに麺を食べ終わってスープのみを飲んでいると、とてつもなくわさび茶漬けの味がする。

具材に関して言えば、チンゲン菜はそんなに味はない。一方ポークダイスは味わい深い。ただこのわさび風味の塩スープの流れだと、抜群のハーモニーとは言えない。ちょっと期待しすぎてしまったのかもしれないと、しばし反省。

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普通の塩ラーメンとして味わうことにすると、すっきりした風味に香ばしさをまとっているから、美味しいと思う。ただ問題はパッケージの「サッポロ一番 塩らーめん」ロゴ。これによってハードルを上げてしまう人は多いのではないか。

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つまりそこに何を求めるかの問題なのだ。塩ラーメンを普通に食べたい、風味はすっきりしていてほしいという欲求なら、この『サッポロ一番 大人の塩らーめん 薫るわさび タテビッグ』はしっかり応えてくれるので安心してほしい。

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オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:サッポロ一番 大人の塩らーめん 薫るわさび タテビッグ

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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