『カップヌードル アヒージョ ビッグ』エビとニンニク、オリーブ油の強烈なハーモニーでまさにクサうま!

取ったスペインバル(スペイン風居酒屋)でメニューボードに自慢気に書いてある確率ナンバー1のメニューといえばアヒージョ。エビなどの魚介類をオリーブオイルで煮込み、陶器の器に入れてグラグラ沸騰した状態で出される海鮮ニンニク油煮込み。その流れで日清食品が『カップヌードル アヒージョ ビッグ』(96gうち麺80g・希望小売価格 税抜205円・2015年6月8日発売)を商品化。正直どんな味なのか想像がつかないので食べてみた。

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日清サイドもアヒージョ表記だけでは伝わらない人もいることを懸念したのだろう、「エビのオリーブオイル煮風」とボディーにしっかり書いてある。具材のうち海鮮はエビのみ。他にキャベツ、レッドベル(赤パプリカ)、たまご、ガーリックが、かやくとして入る。包装フィルムを剥がし、強烈なニンニク臭に驚きながらフタをめくると、そこに居たエビはいつものカップヌードルのエビなので、思わずニヤリとしてしまう。

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麺もいつものもの。これらがアヒージョでどう化けるのか。

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湯入れするとニンニクとともに広がるのはオリーブオイルの風味を備えたエビの香り。確かにスペイン料理店の香りだ、うん。3分調理を終えてフタを開けるとエビとキャベツとタマゴが麺の上に盛り上がっている。チラチラ赤いのはレッドベル(赤パプリカ)。

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まずスープを味わう。濃い味に慣れている人には若干薄めの味わいに感じるかもしれない。ガーリックとオリーブオイルをベースにエビの風味を高らかに奏でるスープは意外と上品。すっきり塩味を強調したシーフードヌードルに近い。

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ただ強烈なニンニク味が食欲を大いに刺激し、食べている内に箸は加速する。麺は至って普通だし、油で煮込んでいるわけではないので本物のアヒージョと比べるのはかなり無理があるが、風味としては確かにアヒージョ感覚。別容器に移し替えてグラグラ煮立てながら食べれば近くなるのかもしれないが、そこまでする人はいないだろう。

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お馴染みのエビ、たっぷりのキャベツ、ふわふわのタマゴの基本的な流れに赤パプリカが辛味を添える。量的にも結構食べがいがあった。空腹でなおかつ海鮮ニンニク欲求が高まった時にはかなりベストな選択だ。

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日頃から「ホープ軒」でためらわず「にんにく!」と注文する人、カウンターにすりおろしニンニクのボトルが置いてあると限界まで入れなくては気が済まなくなる人におすすめ。気取って「アヒージョ」なんて言ってるけど、スタミナ優先のブルーカラー的なガツンとした味なのだ。

もちろん匂いはきつい。職場で味わうのは無理なレベル。食後に人と会ったりするならブレスケア必須。ただその臭さを補って余りある、ニンニク大好きピープルにとってはこの上なく旨い一品だ。

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:カップヌードル アヒージョ ビッグ

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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