カレーにかける専用の醤油! 宮崎県発の『みやこん醤油』を実際に食してみた!

レーにかけるならソース派? それとも醤油派? 今回はカレー専用の醤油として登場し話題を呼んでいる『カレー専用みやこん醤油』を実際に食べて、ご紹介する!

 

宮崎県 都城(みやこんじょ)で生まれた『みやこん醤油』

「ヤマエ食品工業」と「カレー倶楽部ルウ」の共同開発として誕生したこの商品。「ヤマエ食品工業」は宮崎県都城市にある味噌や醤油を製造する会社。「カレー倶楽部ルウ」は宮崎カレーとして有名なチキン南蛮カレーを展開する飲食店。この2つの会社が地域に根ざした商品を作ろうということで手がけたのが『カレー専用みやこん醤油』である。

 

カレーに醤油を加えるのはそれほど珍しいことではないが、この商品のプロデューサーである「ルウ王子」が試行錯誤の末に選び出したのが甘さとコクに優れるヤマエ食品工業の甘口醤油だったという。その甘口醤油をベースに独自の配合が施され、新たな宮崎県のご当地食材として売り出された。商品名にある「みやこん」とは地名の都城(みやこのじょう)のことで、地元民は「みやこんじょ」と発音するそう。

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もともとは「カレー倶楽部ルウ」の店内にだけ置かれていたこの醤油。しかし、それを食べた客から「販売してほしい!」との問い合わせが殺到。パッケージをリニューアルし、市販化されたものである。

 

マヨネーズボトルに入った、とろみの強い『みやこん醤油』

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マヨネーズのようなボトルに入った醤油。それが入れられているのは紙袋。紙袋には謎の黄色いマスクマンがいるが、彼こそが宮崎が生んだてげうめグルメヒーロー「チキン南蛮カレー王子」とのこと。中の人は「カレー倶楽部ルウ」の店長であるともっぱらの噂だ。
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片手で開けられるキャップ。
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アルミ箔を剥がす為にキャップを取り外すと、星型の穴があった。どうやら本当にマヨネーズボトルを流用しているようだ。

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しかし醤油なのになぜこのボトルを使っているのか、それには訳がある。

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醤油にとろみがあるからなのだ。まるでお好み焼きソースのように濃厚なので、このカタチが使いやすいのだろう。

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早速カレーにかけて頂いてみよう。甘口醤油がベースということで、なるほど、甘みと旨みがプラスされたのがはっきりと感じられる。また一方で、カレーの香ばしさや辛味も引き立たせる効果があるようだ。ルゥによく混ぜ合わせてもいい。甘みが加わることにより子供でも食べやすい味わいに変化する。日本人に馴染みの醤油の香りがプラスされ、いつものカレーにどこか昔懐かしい和のテイストがプラスされる。一般的な家庭のルゥで作るカレーには間違いなくマッチすると思うし、スパイスのしっかり効いたカレーでも、ちょっと加えるとまろやかさが加わるように思う。悪くない。

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細かな注意点など……

個人的な要望だが、原材料名や賞味期限が紙袋の方に記載されているので、パッケージ本体に記載してもらえると分かりやすい。冷蔵庫に入れる場合は、紙袋には入れないだろうし、食物アレルギーの有無を素早く確認したい場合もあるので、やはり本体に直接記載してあるとありがたい。
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開栓後は要冷蔵となっている。
濃厚な味わいなので、少量加えるだけでも味がグッと変わる。日本人の好きな味といった感じだ。
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カレー専用となっているがもちろん通常の調味料として使っても良い。甘めで濃厚な醤油味なので、炒め物など普段の料理にどんどん使って大丈夫だ。焼きうどんや、照り焼きの味付けなどにもオススメ。

現在はインターネット通販を中心に発売中。宮崎県ご当地食材として、物産展などで見かけるようになるかもしれない。また先日行われた「よこすかカレーフェスティバル2015」に出店、初日で完売するなど注目度が高まっている。

価格は648円(税込)。240g。賞味期限は製造日から常温9か月(未開封時)となっている。

オススメ度:(良い商品です)
公式サイトはこちら

記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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