『アサヒ スタイルフリー プリン体ゼロ』プリン体ゼロな上に糖質ゼロ、なのにきっちり美味ビールテイストを実現

近やたらと問題視されている健康の敵と言えばプリン体。プリン体は体内に取り込まれると尿酸値に形を変え、痛風の原因になるとされることから目の敵にされている。ビールといえばプリン体というイメージがあるので、ビール党の人々は常に痛風のリスクを背負いながら暮らしていることになる。
そんな人々に朗報となるのがこのアサヒから出た『アサヒ スタイルフリー プリン体ゼロ』(350ml/500ml・オープン価格・2015年4月14日発売)だ。

 

プリン体と戦う乳酸菌を旗印にした「明治プロビオヨーグルトPA-3」などもあるくらい、世の中はプリン体排除の流れになっている。けれど、そもそもビール(発泡酒)の美味しさはプリン体が決めているのではないだろうか……。この『アサヒ スタイルフリー プリン体ゼロ』、味はどうなのだろう。

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ところがそんな懸念は無用だった。

『アサヒ スタイルフリー プリン体ゼロ』のプルタブを押し込むと、漂ってくる爽やかな酸味のライトなビール臭。

グラスに注ぐとしっかり泡立ち、音も泡立ちも本物のビールと遜色ないのはさすが。発泡酒特有の妙な酸味が非常に低く抑えられていてコクもそれなりにあり、キレの方は抜群。”発泡酒のパイオニア”を自負しているだけあって、その完成度は高い。

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後味もキリリとしたままで、変な酸っぱさがほとんど無いのには驚いた。これは通常の「スタイルフリー」が4%なのに対して一気に6%にまでアルコール度数を上げている効果もあるのだろう。アルコールの苦味が全体をギリッと締めあげて質の良いビールに果てしなく近づけることに成功している。

ともすれば豊かな泡立ちを重視してまろやかすぎる泡が台所洗剤の泡に感じられてしまうこともある発泡酒、なのでこのザラッとした炭酸感は素敵だ。そして痛風の元のプリン体がゼロな上に、肥満や血糖値の乱高下による血管疾患を防ぐ糖質ゼロというのも素晴らしい。成人病リスクを回避しながら楽しめるアルコールドリンクとしてこれはかなりうれしい。

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かつて同社のビールCMにアイドル・森高千里が「飲もう~♪」 のフレーズでお馴染みのヒット曲「気分爽快」と共に出演していたが、今回も同曲とともに本人がCM出演しているのも話題。

当時のファンだった人は、ドラムセットに座っている彼女の姿はかなり懐かしいものだったろう。そう、彼女はドラムを叩けるアイドルとしても知られていたのだ。

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もちろんこの『アサヒ スタイルフリー プリン体ゼロ』さえ飲んでいれば痛風リスクは解消、というわけではないので念のため。実はビールよりも納豆の方が一食あたりでは多く含まれているのがプリン体。それでも美味しい上に全体のプリン体摂取量を抑えられることには違いはないので十分魅力的な商品だ。

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:アサヒ スタイルフリー プリン体ゼロ

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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