豆30%増量で濃いめに仕上げて、でも甘い本格コーヒー『ジョージア グラン 微糖』が大人の休憩時間をリッチにする微糖の中の微糖!

苦くないけどコクがある!

 

缶コーヒーでおなじみなのは、無糖、加糖、微糖。さて一番甘いのはどれでしょう? 加糖? いえ、微糖なんです。砂糖を少なめに使用したのが微糖。甘みの問題ではなく、大方のメーカーの缶コーヒーの微糖商品は通常しっかり甘い。それでいてコーヒー感もしっかり欲しい人のためにリニューアルされたのが、『ジョージア グラン 微糖』である。

「ジョージア」はエメマンだけではないとばかりに微糖王の座を狙って生み出された『ジョージア グラン 微糖』!

コカ・コーラシステムが展開するシェアNo.1缶コーヒーブランド「ジョージア」。その顔は今まで「エメラルドマウンテン」の印象が強い。「猿田彦珈琲」監修の「ジョージア ヨーロピアン」はどちらかというとエスプレッソベースのスペシャルティコーヒー系列になるので、王道缶コーヒー味はエメマンが担当。

その中で微糖といえば、「エメラルドマウンテン 至福の微糖」なのだが、ここに来て微糖に関してはこの『ジョージア グラン 微糖』がメインキャラクターに据えられるようだ。グランは英語の”Grand”より。つまり立派な感じ、である。

では金色で細かい文字がびっしりあちこちに書き込まれている新聞の縮刷版のようなパッケージのミニ缶(通称・イチキュー缶)の『ジョージア グラン 微糖』を飲んでみたい。ちなみに近年缶コーヒーは無糖ブラック系統が人気で、「ジョージア」も例外ではない。しかし第2位につけているのは、微糖なのだそう。なのでここに来て気合いを入れて微糖開発を実行したようだ。

『ジョージア グラン 微糖』(185g アルミ缶・希望小売価格 税抜115円・2018年9月3日発売)は一応リニューアル品のようだが、今回がメジャーデビュー的な意味合いでOKだろう。原材料名は多い順で、牛乳、コーヒー、砂糖と基本的な構成で作られている。甘みの度合いはアセスルファムK、スクラロースの2つの甘味料で調整。

香りはシンプルなコーヒー臭。目立ちすぎない程度。ぐいっと飲んでみると、苦味を抑えた中にもくっきりとしたコクがある。しかも牛乳と砂糖由来のマイルドなテクスチャーとふわりとした甘みが、労働の疲れを心地よく満たしてくれる、缶コーヒー特有のハッピーさを味わえる。甘みはしっかりあるが、しつこくない。

基本微糖ユーザーは苦味を嫌うがコーヒー感は求めるのだという。なるほど、だからコクをアップさせるために30%ほどコーヒー豆の使用量を増やしたのか。でも苦味を控えるための酸味系とのうまい豆の配分が功を奏して、王道の美味しさを実現した。

近年はペットボトル、もしくはリキャップ可能なタイプのボトルが人気だが、この一期一会というか、一発勝負というか、短い缶を一気飲みの美学は、缶コーヒー・ファンなら捨てがたいはず。自動販売機に勢いよく吐き出させて、取り出すアクションの延長でプルタブを反対の指でぐっと押し込んで、上を向いてゴクゴクと飲む。これこそ大人の短くも幸福な休憩時間の象徴ではないか。

缶コーヒーはやっぱり短くないと、という人にぜひ飲んでもらいたい。入手は全国のスーパー、コンビニエンスストア、自動販売機などで可能だ。

 

 

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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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