『サントリー 南アルプスの天然水&贅沢ヨーグリーナ』は氷が溶けた時のカルピスのような爽やか味だった!

明なのにヨーグルトの味がすると話題、最近よく聞く”売れすぎ出荷一時停止”でも騒がれていたのが『サントリー 南アルプスの天然水&贅沢ヨーグリーナ』(550ml・希望小売価格 税抜124円・2015年4月14日発売)だ。何ともマジカルなこのドリンクのネタばらしをしてみる。

 

とは言え別にこの『サントリー 南アルプスの天然水&贅沢ヨーグリーナ』自体、ホエイがベースになっていることは隠していない。ではホエイとは何か、それはヨーグルトを買ってきて封を開けた時に上澄みにある水分の部分。いわゆる乳清というやつである。

中高年の人なら記憶にあるかもしれない。昭和59年(1984年)に発売された中外製薬(後にメイトーに譲渡)による乳清飲料「ミルフル」が、この製品のルーツだ。ただ当時はスッキリしたヨーグルト味というのが売りで、製品自体も白色だった。

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だが牛乳からヨーグルトを作る際にできる乳清自体はそもそも透明。ということは透明のままで商品化すればいいじゃないか、というコロンブスのたまご的発想で生まれたのがこの『サントリー 南アルプスの天然水&贅沢ヨーグリーナ』なのだろう。

折しもフレイバー付きミネラルウォーターが大流行の昨今、フルーツ風味はたくさん商品化されてきたが、ヨーグルトフレイバーは初。ミネラルウォーターと発酵したヨーグルトの相性は未知数だったので実際に味わってみる。

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香りはカルピスやヤクルトなどの乳酸菌飲料の爽やかなもの。飲んでみると確かにこれはライトだけど乳酸菌飲料の味わいである。砂糖と果糖、はちみつの甘さに食塩が加えられていることもあって、若干アルカリイオン飲料寄りの風味。飲みやすく、美味しい。

 

ヨーグルト味というと警戒してしまうが、簡単に言うと氷を入れたカルピスが氷が溶けて薄まってしまった時のような味わい。それはそれでスッキリして美味しいもので、ミネラルウォーターの延長線上にあるとすればすごく自然。喉が渇いた時にゴクゴクと豪快に飲みたいなら、こちらの方が断然いい。

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フルーツ由来の香料やミントエキスなどで微調整されているせいか、爽快感は余りある出来。もちろんナチュラルミネラルウォーターが原料となっているが、これはもうただのミネラルウォーターではないのには注意。いくら飲んでも太らないというわけではなく、通常のソフトドリンクの半分程度になる100mlあたり24kcalがエネルギーとして存在しているのをお忘れなく。

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良い意味でうすら甘いこの『サントリー 南アルプスの天然水&贅沢ヨーグリーナ』。これからの熱中症対策飲料としてもゴクゴクと味わいたい一品だ。

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:サントリー 南アルプスの天然水&贅沢ヨーグリーナ

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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