“和風グレープフルーツ”の果汁を使った軽い炭酸飲料 JT『河内晩柑(かわちばんかん)しぼりスパークリング』

者のみなさんは、「河内晩柑(かわちばんかん)」というフルーツをご存知だろうか?なんでも、発祥の地は、熊本県熊本市の「河内」町で、イヨカンなどと同じ晩生の柑橘類なので、その総称である「晩柑」。というわけで、「河内晩柑」と命名されたフルーツなのだそうだ。

その河内晩柑の果汁をだけを使い、炭酸飲料として仕上げた飲料が、5月19日に全国で新発売された、JT『河内晩柑しぼりスパークリング』である。今日は、さっそくこれを試飲してみた。

1

河内晩柑は、その見た目や風味から「和風グレープフルーツ」と呼ばれることもあるらしいが、確かに、この『河内晩柑しぼりスパークリング』は、キャップを開けた時の香りといい、ひとくち、口に含んだ時の味わいといい、グレープフルーツにとても似ている。もちろん香りについては、香料も使用されているので、実際はどうなのかは記者には知る由もない。

昨今は、炭酸飲料で果汁入りというタイプがよく売れているようだが、これも「果汁2%」ではあるが、果汁入りの炭酸飲料である。炭酸の強さは、それほど強くはない。微炭酸といった感じの軽さを感じる。

2

また、グレープフルーツそっくりの味だが、強いていえば、こちらの河内晩柑には、グレープフルーツのような苦味がない。苦味が少なく、炭酸も軽いので、どうしても飲料としては甘く感じてしまう。

よく言えば、炭酸や柑橘類が苦手な人にでも、美味しく飲める飲料ということなのだろうが、柑橘類好きの記者には、少し物足りない印象は否めない。

3

冒頭でも説明したとおり、河内晩柑は熊本市の河内町が発祥の地で、必要な気候条件から、その生産地は熊本県天草市や愛媛県愛南町など極めて限られた場所しかないらしい。

JTはこれまでも、産地にこだわった国産のフルーツ果汁を使用した炭酸飲料を種々出しているが、今回の河内晩柑は、愛媛県産。ボトルには、愛媛県のイメージアップキャラクターである「みきゃん」も登場し、また裏綿には河内晩柑についてのコラムもあって、この夏らしい愛媛の名産を紹介している。

4

グラスに注いでみると、液体の色は、意外と濃い黄色。しかしこれはカロチノイド色素の色だと考えられる。

希望小売価格は税別140円。河内晩柑を知らなかった人は、ネタの1つとしても、この“和風グレープフルーツ”の味を試してみてはいかがだろうか。

記者

アバター画像

渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

この記者の記事一覧

トラックバック