パッケージには苺がいっぱい、中身は苺の香りだけ!という  デザートティー『紅茶花伝 とろける苺ロイヤルミルクティー』

の美味しそうな、溢れんばかりの苺の写真のボトルを見て、「このロイヤルミルクティーは、きっとロシアンティー仕立てかな?」と想像してしまったが、さにあらず。

コカ・コーラの紅茶飲料ブランド「紅茶花伝」の新フレーバーは、苺の香りいっぱいの『紅茶花伝 とろける苺ロイヤルミルクティー』、11月発売開始である。

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きっと苺がたっぷり入っているのだろうと思うと、パッケージの下の方に「無果汁(イメージ図)」と、わざわざ注意書きがしてあった。グラスに開けると、確かにロイヤルミルクティーの色だが、香りは苺の香りである。

口に含むと、いわゆるイチゴミルクの甘い味がするが、記者には、紅茶の香り、味がほとんど感じられなかった。もちろん紅茶独特の口に残る渋みなどもない。

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不思議に思って、原材料を見ると、基本的に牛乳、砂糖、紅茶、香料、酸味料。つまりロイヤルミルクティーに、苺らしい香りと味を着けた飲み物だとわかるが、この紅茶の濃度が薄めに作られているのだろうか。どうしても紅茶だとは思えないのである。

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商品名には「とろける苺」とあるが、苺が入っていないために、ちょっと無理があるネーミングだと思っていたら、ボトルのサイドのキャッチコピーには、「苺の香りとろける ロイヤルミルクティー」とある。これならば納得だ。

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このようなわけで、この冬の限定発売の『紅茶花伝 とろける苺ロイヤルミルクティー』は、410mlペットボトル入り、税込147円。

苺の「香りだけ」とろける、紅茶風飲料だと記者は思うが、みなさんはいかがだろうか。ぜひお試しを。

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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