【日清食品×木村屋總本店】『完全メシ あんぱん』で伝統のおいしさと栄養素は両立できたのか

ついにここまで完全化!

 

33種類の栄養素とおいしさの両立を目指して「カレーメシ」「ラ王」「グリーンスムージー」「大豆グラノーラ」を完全化してきた日清食品の「完全メシ」シリーズ。今度のターゲットは創業153年の老舗・木村屋總本店とコラボした『完全メシ あんぱん』。期待とともに食べてみる!

 

老舗の味・木村屋のあんぱんが、ついに完全栄養バランス化!

1869年 (明治2年) に創業した木村屋總本店。欧米由来のパンと、和スイーツ素材のあんこを和洋折衷で組み合わせて世に送り出した元祖 あんぱんの製造元である。そんな歴史上の”木村屋のあんぱん”が、ついにこのたび日清食品(東京都)『完全メシ あんぱん』(1個入・希望小売価格 税込298円・2022年9月9日発売)として完全メシ化されることになった。

完全メシ・シリーズといえば、「カレーメシ」「ラ王」などを、日本人の食事摂取基準で設定された33種類の栄養素(たんぱく質〜ビタミン・ミネラルなど)を摂れるように完全バランス化するという異色の製品群である。

今回は日清食品×木村屋總本店の共同開発ということで、どういう結果になったのだろうか。

 

 

『完全メシ あんぱん』を食べてみた!

高級感あふれるパッケージを開けると、酒種感のあるおなじみの香ばしい香りが漂ってくる。表面にはケシの実が散っており、見た目と香りではまったく完全化されているようには見えない。完全に木村屋のあんぱんである。

木村屋總本店で売られている「酒種(さかだね)あんぱん」よりひとまわり大きいサイズ

実際にひと口かじってみたら、表面が硬めで中はしっとりのパン感も同じ、味もまた、いつものおいしさだ。これはすごい! 使用しているのは粒あんで、ほどよい甘さなのも同じ。ただあんこの中に何か仕掛けがあるような気がする。

 

ふた口めで少し違和感を感じるが、まだまだおいしい。半分を過ぎたあたりでやっと、気づいた。いつもと違う……。

当たり前だが、まったく同じではなかった。ビタミン・ミネラルの生み出すケミカル感が次第に正体をのぞかせる。苦みもちょっとある。なるほど、これが完全化の部分か。食べ進めるほど存在感を増してくる違和感。しかし、違和感が圧倒する前に食べ終わってしまう感じで、これはありだと思った。後味は違うけれど、濃いめのお茶で濁せばいいと思う。

 

何より老舗のあんぱんの味をヘルシーに楽しめるのだから、文句はない。入手は9月9日より木村屋總本店 直営店(一部店舗を除く)で可能だが、詳しくは木村屋總本店のウェブサイトでご確認しよう。

公式サイトはこちら

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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