本物と区別がつかないフェイクグルメの決定版『大豆でつくったやさしいおつまみ旨口さきいか味/黒胡椒ジャーキー味』の衝撃!

どこまで似せれば気が済むのレベル!

 

昨今、希少な原材料を使わず「○○もどき」と呼ばれる加工食品が静かなブームとなっている。ただ、やはりあくまで“もどき”の域を脱しない感はある。そんな中、亀田製菓『大豆でつくったやさしいおつまみ旨口さきいか味/黒胡椒ジャーキー味』の2商品を東京都内の一部店舗でテスト販売している。これが、試食した記者もビックリの“本物感”だったのだ!

 

そっくりなのに塩分と脂質を大幅にカット、価格もカット。お小遣い少なめ成人病世代のお酒タイムのベストフレンド決定か!?

亀田製菓『大豆でつくったやさしいおつまみ旨口さきいか味』『24g 大豆でつくったやさしいおつまみ黒胡椒ジャーキー味』

「亀田のあられ、おせんべい」で有名な亀田製菓が、2018年11月末まで東京都内の一部店舗でテスト販売している『大豆でつくったやさしいおつまみ旨口さきいか味』(20g・希望小売価格 税込158円・2018年11月6日発売)、『同 黒胡椒ジャーキー味』(24g・希望小売価格 税込178円・2018年11月6日発売)は、文字どおり大豆から作られているヘルシーなおつまみ。

どちらも塩分や脂質を大幅に抑え、食物繊維とコメ由来の乳酸菌「K-1」を1袋あたり100億個加えたヘルシーさが売りとなっている。

 

言うまでもないが、さきいかはイカを漁獲しなければならないし、ビーフジャーキーに使われているのは牛肉。それぞれ、原材料としては決して安価というわけにはいかないため、それらを加工した食品も必然的に値段が上がる。それに比べ、比較的安定した収穫が見込める大豆を原材料にすることで、大幅なコストカットが可能となり、加工食品の価格も低く抑えることができる。それが、この2商品というわけだ。

「大豆でつくったやさしいおつまみ旨口さきいか味」は1袋あたり71kcal、糖質5.4g

同じく「24g 大豆でつくったやさしいおつまみ黒胡椒ジャーキー味」は74kcal、糖質7.6g

もちろん価格もさることながら、この「大豆でつくったやさしいおつまみ旨口さきいか味/黒胡椒ジャーキー味」は、実際のさきいかやビーフジャーキーに比べ、非常にヘルシーで心と身体を健やかにサポートするおつまみに仕上がっている。もちろん、子どものおやつにも最適だ。

 

ただ、そうは言っても単なる「代用品」で、食感が本物と大きく異なっては意味がない。ここは厳しい目(歯? 舌?)で、どこまで本物に近く再現されているかチェックしてみたい。

 

「ウソみたいだろ? 大豆でできてるんだぜ…これ」

大豆でつくったやさしいおつまみ旨口さきいか味

まずは「大豆でつくったやさしいおつまみ旨口さきいか味」から。袋を開けると、確かにイカの干物風な香りが漂ってくる。

あえて言うならゲソの根元部分のあたりかな

見た目は、確かにさきいかっぽい。イカのゲソの少し細く裂かれている感じがめっちゃリアル。口に含むと、歯ごたえや鼻に抜けるイカ風味が驚くほど精巧にできている。ていうか、これはもうイカじゃなイカ……

さまざまな太さと硬さの大豆加工物が組み合わさっており、食感がさきいかそのまんま。飽きのこない味、食感でビールのおつまみにピッタリだ。それでいて、指に付くいわゆる「イカ臭さ」は控えめなのがいい。あのニオイが苦手な人でも、この「大豆でつくったやさしいおつまみ旨口さきいか味」なら大丈夫なはずだ。

大豆でつくったやさしいおつまみ黒胡椒ジャーキー味

続いて「大豆でつくったやさしいおつまみ黒胡椒ジャーキー味」。これまた開封したら本物そっくりのビーフジャーキーのニオイが鼻に入ってくる。

ビーフジャーキーの魅力は、あの歯ごたえ。噛み切ってみると、本物っぽい歯ごたえを残しつつ、決して堅くない。これが大豆で作られているとは、何も言われなければ絶対にわからないだろう。

仲間が集まった時に気がつくかどうかそーっと出してみたい感

 

一部店舗ってどこだ! 発見したら即買いしたい

思わず口から「ウソみたいだろ? 大豆でできてるんだぜ……それで」と、某高校野球を題材にした大ヒット少年マンガのセリフみたいな言葉が出てしまうくらい、衝撃の“本物感”。しかもヘルシーで美味しいので、間違いなくおすすめの商品だ。都内一部店舗というのが、いったいどこなのか気になってしまうが、もし偶然発見したら即買いしたい。テスト発売は2018年11月末頃までなので急いで探してみよう! ていうか記者が思うに、これならおそらく全国発売されるはず。大豆ってすごい…。

 

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記者

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タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である取材ライターの傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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photo by 尹 哲郎

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