ウイスキーの名品「山崎」の古樽を使って仕込まれた『山崎蒸溜所貯蔵 焙煎樽仕込梅酒ソーダ割り』は熟成感に唸る!

単なるつなぎ製品ではない!

 

世界的なウイスキー原酒不足。一説には中国富裕層の拡大でウイスキー消費量が増え、もともと人口の多い中国なので、世界的にウイスキーが不足するレベルにまでなったんだとか。恐るべし。ジャパンウイスキーを代表する銘柄「山崎」も目下品薄。そんな中、梅酒と山崎の樽が出会って生まれたのが『山崎蒸溜所貯蔵 焙煎樽仕込梅酒ソーダ割り』だ。

 

香り高い山崎の古樽を焙煎して、ウイスキー同様、山崎蒸溜所で熟成されたひと味違う梅酒ソーダ

ウイスキーが足りないんなら増産すればいいじゃないの、と考える人もいるかもしれないが、その熟成には5〜10年かかるのは当たり前。はいそうですか、と増産したからといって店頭に並ぶには年月がかかってしまう。

そこで近年ブームになっているのが、熟成期間を必要としないジンなどのスピリッツ。そしてここにきてサントリースピリッツが選んだのはリキュールだ。サントリースピリッツ『山崎蒸溜所貯蔵 焙煎樽仕込梅酒ソーダ割り』(350ml缶・希望小売価格 税抜198円・2018年5月15日数量限定発売)は、文字通り、梅酒をソーダで割ったRTDタイプの缶ドリンク。

アルコール度数は5%と軽やかで、その甘酸っぱさから女子受けも良いのが梅酒イメージだが、それを焙煎した山崎の古いウイスキー樽に仕込んで熟成されているので、シャンパンゴールドのパッケージデザインが表すように、男性が飲んでもおかしくない少々ハードな印象のものに仕上がった。

それでは飲んでみよう。プルタブを落とすと立ち上るのは、梅酒ではあるがウイスキーのアロマも程よく盛り込んだ、高級感のあるもの。

すっと口に含むと強すぎない炭酸が舌の上を刺激し、ふんわりした甘酸っぱい梅酒感が広がるのだが、余韻がややこしいひと癖あるアロマ。香ばしさと馥郁さを併せ持ったウイスキーのアロマが梅酒を強力にドレスアップしている印象。

確かに清冽な香りとスモーキー感の両立したウイスキー「山崎」のプロフィールをうまく取り込んでいる。これは梅酒の枠をはみ出す美味しさだ。この手があったか…。

入手は全国の酒販店、スーパー、コンビニエンスストアなどで。数量限定で発売中。

 

 

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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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