どん兵衛だけど袋! 『日清のどん兵衛 極みだし 鴨だしそば 3食パック』を食べて恋しくなるものとは?

鴨にネギを背負わせてのせると完璧!

 

最近では時代の寵児・星野源が出演するCMでおなじみの「どん兵衛」。しかしこの製品は袋タイプなのが異色。『日清のどん兵衛 極みだし 鴨だしそば 3食パック』は、核家族および高齢家族需要に応えるタイプのお得で使いやすいが器はないのでゴミを少なくできるタイプの袋めん。塩分3割カットなのも、お年寄りに優しいところ。

鴨だし・鴨脂特有のふんわりと優しい旨味をたっぷり使用して塩分30%減を実現!

 

塩分を控えるためには、ダシを濃厚にしてしまえばいいというのは減塩ライフではおなじみの手法。この日清食品『日清のどん兵衛 極みだし 鴨だしそば 3食パック』(96gうち麺70g×3・希望小売価格 税抜315円・発売中)も鴨だし&鴨脂という二段構えで強力にダシの力を強化して塩分を3割カットした。

和風カップ麺のトップブランド「どん兵衛」だが、ここに来て袋めんブランドとしてもスピンアウト。ノンフライ麺を使用して、塩分を減らして、という日本の高齢化社会に寄り添うような商品を送り出してきた。

ロゴは半円形のカップ麺タイプのものなのが不思議だが、袋の中には3セットのインスタント麺が入っている。作り方も基本は通常インスタントラーメンと同じなのだが、少々違いがあるようだ。例えば沸騰した鍋に麺を入れて茹でるのは通常だが、先にどんぶりに添付の液体スープを入れておくというのが生ラーメンちっく。

3分で茹で上がるのは通常だが、どんぶりに先に茹でた湯を入れてかき回し、最後に麺を入れるというのが違う。正直そんなにそのやり方で差がつくものなのかなとも思いつつ、指示通りに作る。

出来上がりは、なかなかの本格派。鴨だしのふんわりフレーバーとだしつゆの醤油感があいまった幸せなアロマ。カップタイプのノンフライ麺はほぐすのが大変だが、加熱調理なのでもともとほぐれているのが楽。そしてどん兵衛ならではのストレートタイプで一見手打ちそばに見えるルックスに魅了される。色もそば色が濃いめなのがうれしい。

ネギを自力で散らし、さあ食べてみよう。ずずっ。なるほど、確かに鴨南蛮そばや鴨せいろで味わうタイプの鴨感がしっかりとしていて美味しい。鴨脂は動物性の脂肪の中では一二を争う良質な体に良い脂だというが、同時に美味しいのはすごいと思う。

ただし、美味しく食べていると、どうしても恋しくなるものがある。そう、それは鴨肉。鴨の味はすれども姿は見えず、なのでどうしても物足りない。ちなみに袋の説明文には「お好みで鴨肉、ネギなどを加えてお召し上がりください」とある。うーん、そこまでしたら、普通に鴨だしも調理過程で出てしまうだろうに。そもそも鴨肉はコンビニなどでは手に入らないことを考えるともうひと押し欲しかったところ。

 

 

そばはそば粉の香りもするし、エッジも立っていて実に美味しいそば。だしも旨味たっぷりで美味しい。だからせめて乾燥鴨肉&ネギも追加して欲しかったと面倒臭がりの記者は思ったのだった。ちなみにつゆを少量の水で割って冷たいせいろそばとしても食べられるそう。このシリーズには他に「関西風だしうどん」もあり。

 

 

入手はコンビニもしくは全国のスーパーなどで可能だ。

 

 

オススメ度:(良い商品です)
公式サイトはこちら

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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