『サッポロ 愛のスコールホワイトサワー』ノスタルジーを感じさせる乳性炭酸”愛入り!?”サワードリンク

やはり"愛の"というネーミングセンスはインパクト大!

 

九州地方で限定的に販売され、局地的な人気を集めていた1971年誕生の日本初の乳性炭酸飲料『スコール』。やがて、大好評を博し、全国で販売されるようになった。そんな「スコール」がサッポロビールとコラボして誕生したRTDアルコール飲料『サッポロ 愛のスコールホワイトサワー』が、いよいよ全国発売に乗り出した。個人的な理由で「スコール」には懐かしさを感じる記者は、ワクワクしながら飲んでみることにした。

ちゃんと「スコール」のサワーだと実感した

記者の母親は九州・大分出身で、幼少期は長い休みのたびに母親の里帰りに同行して大分を訪れたものだ。昭和50年代の話だ。もちろん、当時は地方的な商品を東京近郊で目にすることは少なく、「スコール」も当然そういった商品のひとつだった(同じ乳製品飲料で「オーピス」や「みどり牛乳」という物もあり、関東で見かけないので新鮮だった)。こういった地方限定品は、現地で飲食すると想像以上に美味しく感じるもので、「スコール」も好んで飲んだものだった。

 

そんな「スコール」が、「愛のスコール」として東京でも気軽に飲めるようになったのは、そう年月が経過しているという感じがしない。手軽に手に入るようになると、案外手にしなくなるもので、記者の中では「スコール」は40年ほど前のイメージのままなのだ。そして、このほどサッポロビール南日本酪農共同株式会社がコラボして発売したRTDアルコール飲料『サッポロ 愛のスコールホワイトサワー』(340ml・希望小売価格 税抜160円・2017年9月5日発売)が全国発売となった。今年3月に西日本エリア限定で販売されたが、年間販売目標の13万6000ケースを発売3ヵ月で達成したことで、全国発売に踏み切ったという。

 

「愛のスコール」の特徴を活かし、そのままお酒にしたということで、久しぶりのノスタルジーを感じられるのではないかと期待が膨らむ。

パッケージには「日本初乳性炭酸飲料」の文字が踊る。つまり、「カルピスサワー」よりも先に商品化されたということだ。ちなみにアルコール分は4%と、一般的なRTDアルコール飲料とほぼ同じとなっている。

子供に飲まれないように、そこかしこに注意書きが。

 

原材料は「乳等を主要原料とする食品」「ウオッカ」と続く。乳等を主要原料とする食品??? ちょっと、よく分からない。乳清とか、そういった物が含まれているのだろうか。

「見る前に飲め」これが記者のアルコール飲料に対する考え方だ。まずは、飲んでみようじゃないか。

 

見た目は、大方の予想通り「カルピスサワー」と区別がつかない。乳製品なので当たり前だ。

 

気になるのは味!

ひと口、口に含んでみる。

 

!?

 

これは、遠い日の田舎を思い起こされる懐かしい味。見た目や製法(コンセプト)は、ほとんどカルピスサワーと同じはずなのに、明らかに異なる風味。思わず、記者は熱いものが込み上げるのを止めることができなかった。母の手に引かれて、田舎で買ってもらった、あの「スコール」の味だ。あ、記者の母はいまだ息災であるのでご心配なく。

 

 

なお、発売を記念して、オフィスオーガスタ所属のアーティスト・福耳をゲストに迎えたオリジナルラジオ番組「GOOD TIME」を放送中。放送局・曜日や時間はオフィシャルサイトを参照してほしい。さらに、ツイッターキャンペーン「声に出して愛を贈ろう」キャンペーンも2017年11月30日まで展開中。抽選で毎月10名に「愛のスコールホワイトサワー」24本入り1ケースがプレゼントされるので、こちらも見逃せない。

 

まとめ:純粋にサワーとして美味しく楽しめる仕上がり

幼少期の懐かしさを感じる人、新たな味わいとの出会いに驚く人、そういった層からの支持を得て、まさに「満を持して」全国発売されただけのことはある仕上がりの「サッポロ 愛のスコールホワイトサワー」。老若男女あらゆる層に“刺さる”RTDアルコールドリンクだと思う。残念ながら、記者の居住地の近隣コンビニでは、なかなかお目にかかれないが、スーパーなどで発見したらリピートしたいと思わせる逸品だと感じた。

 

 

 

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイトはこちら

記者

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タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である取材ライターの傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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photo by 尹哲郎

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