『セブンプレミアム IPPUDO NY クラムチャウダーヌードル』一風堂NY店で人気のメニューを逆輸入で味わう

真っ白豚骨スープが特徴の博多ラーメンをスタイリッシュにアレンジして1980年代より全国展開している「博多一風堂」。『セブンプレミアム IPPUDO NY クラムチャウダーヌードル』。2008年にNYに出店して成功を収めたNYラーメンが逆輸入で味わえるようになった。

あさりの味がフィーチャーされた深み満点の味わいが特徴の無国籍麺!

「博多一風堂」と言えばスッキリした原点系の白丸元味と現代風な赤丸新味の2種を選べるのが基本。豚骨スープというとこってりギラギラと誤解している人も多いが、本来の博多ラーメンはむしろここの白丸のようにアクと脂をしっかり取って炊いた白くてさっぱりしているのが特徴だ。


そんな「博多一風堂」がニューヨーク市マンハッタン・イーストビレッジという最先端文化の街に出店したのが2008年。これが成功を収め、今ではNYに2号店も展開するほど。そんな中で、一風堂ニューヨーク店が現地の人々の舌を喜ばせるための創意工夫の中生み出した限定メニューが「クラムチャウダーヌードル」。


元となっているクラムチャウダー・スープはアサリなどの二枚貝をミルクで煮込んだ白くて幸せ感溢れる味わいの定番スープ。そこに隠し味的に高級食材トリュフを使ったオイルを投入し、手打ちっぽいバラけ感のある太い油揚げ麺でラーメンメニュー化したのが、今回紹介する日清食品『セブンプレミアム IPPUDO NY クラムチャウダーヌードル』(109gうち麺80g・希望小売価格 税抜198円・2016年12月6日発売)だ。


具材はベーコン、フライドポテト、玉ねぎ、ねぎ、赤唐辛子と、洋風に寄せたラインナップ。味わいは「ミルクシーフードヌードル」を美味しく仕上げた日清食品とのコラボなので心配はないだろう。


それでは実際に食べてみよう。湯入れは5分。蓋をめくると確かにクラムチャウダースープの香り。ミルキーで、チーズも使用されているよう。「博多一風堂」ということで豚骨風味と合わせているのかなと思ったが、あまりそっちの香りはしてこない。


5分経過して蓋をめくると磯の香りがフワッと立ち上る。ラーメン的ではないけれど、美味しそうなスープの香り。そこに蓋に貼付してあった後入れの特製トリュフオイルを投入すると、一気に様相が変わり、ややこしい深みのある香りへと変化する。


スープは一見豚骨風に見えるが、ホワイトソースのスープで、豚骨を期待するとがっかりするかも。基本はミルキーな白い貝味スープをトリュフオイルで複雑さを加えた一癖あるクラムチャウダー味。ホワイトペッパーを多めに含んで、爽やかな辛さがそこに追加される。


問題の麺をすすると、太麺ががっちりスープを絡め取って来てくれるので濃厚な味わいで楽しめる。ラーメンの仲間としてはかなりエッジが効いているが、美味しい。シーフードヌードル好きなら当たりと感じるのではないか。


この世界経済の最先端を行くニューヨーク・マンハッタンの企業戦士たちがこの味を好んでいるのかと思うと、味わいはさらに深まる。クールジャパンはアニメやピコ太郎だけではない。海外に通用するラーメン・コンテンツの一つとして、この和洋&博多折衷味は未来を感じる。磯臭さの際立つクリーミーで平和な味わいを好む人なら、ぜひ一度おためしを。

 

全国のセブン-イレブンイトーヨーカドーなどのセブン&アイグループ各店オムニ7で入手可能だ。

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイトはこちら

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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