『マルちゃん カップ おだしのきいたおもちすうぷ』思いついたタイミングで”すぐお雑煮!”ができる!

年も終わりに近づくと、”もういくつ寝るとお正月で雑煮が食える”とワクワクしてしまう人も多いかもしれないが、食べたかったら一年のどこの時点でも食べればいい。東洋水産『マルちゃん カップ おだしのきいたおもちすうぷ』(38g・希望小売価格 税抜160円・2015年11月30日発売)は、年を越そうと越すまいと気軽に食べられるカップ麺タイプのお雑煮だ。

 

そうした正月に限らずお雑煮が食べたい派としてはまさに待ちに待った一品。カップしるこなどに比べれば明らかに選択肢がないお雑煮だけに、その期待のほどは大きい。甘いわけじゃないお餅を食べたくなる時も多いのだ。

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お雑煮として食べるのももちろんOK。パッケージの見た目も「春の海」の琴の音が流れてきそうな金と赤デザインなので、正式にお雑煮用途として考えてもいい。ちなみにお雑煮は各地方でいろいろなスタイルがあり、論争の元になることも多いが、この『マルちゃん カップ おだしのきいたおもちすうぷ』はごく一般的なすまし汁系の雑煮タイプ。

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さて食べてみよう。カップスープらしい透明プラスティックのフタを取ると中に2袋。一つはほうれん草、かまぼこ、しいたけ、ゆずという具材がフリーズドライのブロックとなって収まっており、もう一袋は透明袋に入った主役のお餅。

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確かに厚みこそ薄いが、大きさはそこそこ大き目で、またしても期待が高まる。見た目も感触も普通の切り餅である。果たしてこれが湯入れ3分できちんと戻るのか。ガッチガチで固くて食べられないのではないだろうか。

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具材と餅を入れ、カップの内側の線まで慎重にお湯を注ぐと、ほんの少しだが餅が水面から顔を出してしまう。これは不安だ。ただ漂うお雑煮の香りに心は躍る。

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3分経過してフタを取ると、頭を出していたはずの餅がスープの中に沈み込んでいる。良かった、主役の餅は問題ない。あとは味わいだ。かき回すと長めのほうれん草や椎茸がさらに気分を高める。明けまして…、と叫びたくなったところで一口。

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熱っ。なめてはいけない、カップ調理でも餅は激アツだ。油断してしまった。しかし伸びといい、重量感といい、普通のお雑煮の餅と同じものというのがすごい。カップ餅スープ界の「正麺」ならぬ「正餅」と言った趣で、しっかり餅味を楽しめる。

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そこをバックアップする鶏・かつお・昆布・しいたけの4種類のだしを利かせ、醤油で仕立てたというスープもしっかりとした味わいで実に美味しい。お湯で戻されたほうれん草や椎茸などの具材にもしっかり味付けしてあるので、そちらもそれなりの食べ応えがある。ゆずで仕上げたところが特に賀正。年賀状をチェックしたくなるほど、完璧なお雑煮である。これは美味しい。

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あまりに美味しいので、この餅の2個入りバージョンも作って欲しいと思ってしまったほど。従って、忙しい妻に正月でもないのにお雑煮をねだることなんてできないという気弱な旦那さん、毎年もっとお雑煮が食べられたらいいのに、と思いながら松の内を過ぎてしまい、タイミングを逃してしまう人などにうってつけなのが、この『マルちゃん カップ おだしのきいたおもちすうぷ』である。常に常備しておけば、いつ何どき発作的に食べたくなっても安心だ。

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:マルちゃん カップ おだしのきいたおもちすうぷ

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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